福井大学における教育実践研究と教師教育改革:80年代以降の改革史と教職大学院の創設

Material type: 文書・図像類

Author: 森, 透

Publisher: 一般社団法人日本教育学会

Publication date: 2013-12

Material Format: Digital

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Note (General)：: 本稿は、福井大学における1980年代から今日に至る教育実践研究と教師教育改革の歴史を省察し、今日における教師教育改革の展望を示すことを課題としている。福井大学では、同僚とともに、協働研究を通して地域の学校を拠点として継続的に関わり、子どもたちの学びと成長、及び教師の学びと成長、そして学校づくり...

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Material Type: 文書・図像類
Title: 福井大学における教育実践研究と教師教育改革:80年代以降の改革史と教職大学院の創設
Author/Editor: 森, 透
Author Heading: 森, 透
Publication, Distribution, etc.: 一般社団法人日本教育学会
Publication Date: 2013-12
Publication Date (W3CDTF): 2013-12
Periodical title: 教育学研究
No. or year of volume/issue: 80 4
Volume: 80
Issue: 4
Pages: 66-76
Text Language Code: jpn
Subject Heading: 福井大学
教育実践研究
教師教育改革
Target Audience: 一般
Note (General): 本稿は、福井大学における1980年代から今日に至る教育実践研究と教師教育改革の歴史を省察し、今日における教師教育改革の展望を示すことを課題としている。福井大学では、同僚とともに、協働研究を通して地域の学校を拠点として継続的に関わり、子どもたちの学びと成長、及び教師の学びと成長、そして学校づくりという課題に向き合ってきたといえる。それらの集大成として現在の教職大学院が存在していると考えている。はじめに一間題の所在文部科学省は2012年度に入り国立大学法人の教員養成系大学・学部に対して「ミッションの再定義」の提出を義務付け、各大学・学部は数値目標も含めて学部としての「ミッション」を文科省に提出した。(1)2001年11月の文科省「在り方懇」(国立の教員養成系大学・学部の在り方に関する懇談会)報告は、当時大学・学部の再編・ブロック化を提起した文書として大きな衝撃を与えたが、今回の「ミッションの再定義」はまさしく各大学・学部の存続・存廃をかけた対応を生み出している。本来、戦後大学の自治や学部自治を掲げてきた大学としては、当時の「在り方懇」報告に対して受動的であったことを反省し、今回は自主的・主体的立場で日本の教師教育改革に関する構想や提言を行うべきであるが、今の教育系大学・学部は改革ビジョンを十分な形で提案できていないのが現状ではなかろうか。我々は、文科省や中教審が提起する様々な問題や課題に対して、大学人として専門的立場から批判的吟味を行いつつ、賛同できる点、批判すべき点等を見据えつつ、改革に取り組んでいかなければならない。国際社会の中で日本の大学はいかにあるべきか、日本及び世界の教育改革の動向を見定めつつ、日本が果たすべき役割は何か。文科省の提起する「ミッションの再定義」を初めとする大学改革の動向に対しても、受身ではなく主体的に教師教育の改革案を提起していかなければならない
Source: https://u-fukui.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=20475&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1
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