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Shizuoka University of Art and Culture Academic Repository
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Bibliographic Record
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- Material Type
- 文書・図像類
- Title
- Author/Editor
- 花澤, 信太郎HANAZAWA, Shintaro
- Author Heading
- Text Language Code
- jpn
- Target Audience
- 一般
- Note (General)
- デザイン学部長特別研究費近世日本の街路の風景がもたらす情緒が、共通した手法と場所性に対応した綿密な計算に基づいた空間構成から成立していることを証明し、当時のデザイン思想の先進性と、現在も残るその風景の価値を明らかにする。 具体的には、近世東海道の街路を対象として、その空間構成のパターンを分析し、それらを統合した情報とすることで、これまで計作成の明らかでなかった街路についても、その背後にデザインの原理があること、そしてそれらの街路からの風景の価値について論じることを目的としている。研究は東海道の宿場を対象としてつぎの順序で行う。1. 宿場の位置を江戸時代から平成にかける史料をもとに特定する。2. 全ての宿場について複数回の現地調査を行い、そこからの景観をチェックする。3. それらの情報を補完するものとして、シミュレーションによる情報を使用しながら、宿場からの景観のあり方と街路の形態の関係性をパターン化する。4. 上記2. と3. のデータを統合することで計画性を立証する。平成24年度の研究成果の一部として、東海道吉原宿についての調査と分析を行い、高潮など2度の災害を受けて移転した現在の吉原宿の宿場が、周囲のランドスケープに対応した街路の設定から成り立っている可能性を導き出した。このことは現在の災害復興における町の計画に際しても、場所性を考慮した計画の可能性があるものを示す事例として考えられる。学会発表においては、セッションの後の質疑応答において、慶応大学中島准教授らとの意見交換により、より深い考察の可能性を得ることができた。source:http://ci.nii.ac.jp/naid/110009678124identifier:24-10
- Access Restrictions
- 限定公開
- Data Provider (Database)
- 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）
- Original Data Provider (Database)
- 静岡文化芸術大学 : 静岡文化芸術大学学術リポジトリ