大学デザイン教育における国際連携の効果に関する研究

• Material Type: 文書・図像類
• Title: 大学デザイン教育における国際連携の効果に関する研究
• Author/Editor: かわ, こうせい; KAWA, Cosei
• Author Heading: かわ, こうせい; KAWA, Cosei
• Contributor: 伊豆, 裕一; IZU, Yuichi
• Text Language Code: jpn
• Target Audience: 一般
• Note (General): 重点目標研究; 本学の国際化を推進するため、アート・デザイン系大学の国際連合体であるCumulusへの加盟をはじめとした、大学のデザイン教育における国際連携について、国内外の高等教育機関を対象に調査し、その効果を検証する。具体的に以下の3点を行う。1）国内外のデザイン系大学からの情報収集を行う。2）各大学における国際連携の効果を検証する。3）検証結果を、Cumulus加盟、協定校開拓など、デザイン教育の国際化推進につなげる。; 平成30年4月～9月：留学フェアや大学訪問による内外デザイン系大学へのヒアリング平成30年10月～12月：国際連携の効果検証とCumulus加盟申請準備平成31年1月～4月：Cumulus加盟大学の調査と総会参加準備令和元年5月：Cumulus総会参加と交流協定校開拓令和元年6月～令和2年3月：Cumulus加盟大学への調査と交流協定締結に向けた手続き; およそ60カ国から300校を超えるアート・デザイン系の高等教育機関が集う連合体Cumulusへの加盟は、良質な国際交流協定先の獲得につながり、本学の研究教育の国際化を推進すると目される。Cumulusを通したデザイン教育の国際連携について検証するため、国内外５つの大学にヒアリング調査を行った。対象は東京造形大学、神戸芸術工科大学、九州大学芸術工学部、ボローニャ大学産業工学部(伊)、コートダジュール大学サステナブルデザインスクール（仏）。ヒアリングの結果、Cumulusは多様な大学間国際交流を推進するきっかけづくりの場として機能していることが分かった。Cumulusでの出会いから大学間交流がスタートした事例、総会に毎年参加し国際交流協定校をほぼCumulus経由で開拓してきた事例、分科会での積極的な活動を通じて研究者や事務担当者間の人的ネットワークを構築し、国際連携につなげている事例などから、各大学の事情に即した柔軟な国際交流のあり方がうかがえた。 Cumulusに加盟することは、先進的な研究教育をおこなう高等教育機関、名門大学、急発展をとげる地域の大学などとの交流を通し、本学のデザイン教育および全学的な研究教育の質の向上に寄与する効果があると結論づける。; 研究成果をもとに、Cumulus加盟の意義を本学へ提言し、フィンランドの会合におけるSUACのPRを経て、2019年６月の総会で正式に加盟が承認された。本研究の調査対象であり先進的な研究教育で知られるコートダジュール大学SDS（ニース）とは、同年に国際交流協定を締結した。またパリの名門校である国立高等装飾美術学校、経済発展著しい上海の華東師範大学とはCumulusを通して交流を育み、国際交流協定締結にむけ協議中である。; identifier:31-6
• Access Restrictions: 限定公開
• Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• Original Data Provider (Database): 静岡文化芸術大学 : 静岡文化芸術大学学術リポジトリ