音楽を介することによるリハビリ効果の検証

• Material Type: 文書・図像類
• Title: 音楽を介することによるリハビリ効果の検証
• Author/Editor: 小浜, 朋子; OBAMA, Tomoko
• Author Heading: 小浜, 朋子; OBAMA, Tomoko
• Contributor: 的場, ひろし; 佐野, 芳彦; 竹中, 裕人; MATOBA, Hiroshi; SANO, Yoshihiko; TAKENAKA, Hiroto
• Text Language Code: jpn
• Target Audience: 一般
• Note (General): 重点目標研究; 「音楽を介することによる効果の検証」に基づいたデザインを、グローカルに展開することを目的とする。 佐野氏が開発した「Uku」を基に足踏みで演奏できるツールを制作し、実際に病院で患者を対象にして、音楽を奏でながら足踏み運動を行うことによるリハビリテーション効果（運動量と運動意欲の向上）の検証を行った。また「生活における音楽とのかかわり」を探求し、提案するデザインの展開ビジョンを明確にした。; 令和2年4月～5月：「Uku」に接続するマットの試作の検討（佐野、小浜、的場）令和2年6月～9月：「Uku」に接続するマットの制作 5セット（佐野）令和2年10月～12月：患者を対象とした検証実験の準備と実施（竹中、病院スタッフ、佐野） 「生活における音楽とのかかわり」の研究（小浜）令和3年1月～2月：検証実験の課題の整理と実験プロトコルの修正（竹中、病院スタッフ[※]）令和3年3月：研究成果のまとめ 及び 継続研究の検討（小浜、的場）[※]理学療法士の小河原將央氏を中心にご尽力いただいた。; １．足踏みで演奏できるツール「Uku-Mat」の制作 佐野氏が開発した「Uku」を基に、安定して音楽が奏で続けられるように、センサーの配置やマットの柔らかさなどに検討を重ね、好みの楽曲を選択して等速の足踏みに併せて演奏できるツール「Uku-Mat」を5セット制作した。２．「Uku-Mat」を使った検証実験の実施 倫理委員会の書類や同意書などを整え病院の承諾を得たうえで、通常のリハビリテーションメニューの中に取り入れる足踏み運動の実験プロトコルを作成した。コロナ禍により患者が激減し、面会制限のために患者家族の研究同意が得られないなどの影響を受け、実験は2名の途中で中止となった。未だ十分なデータは取れていないが、「座位での足踏み運動においては、運動量の向上と運動意欲の向上が期待できるのではないか」との手ごたえを得た。３．「生活における音楽とのかかわり」の探求 生活の中の音楽にかかわる様々なシーンを集め、緊張度と特別感を軸にマップ化した。少子高齢化が進む今後の社会において「日常生活になじむ敷居の低い音楽文化」が「音楽を介して健康効果を高めるグローカルなデザイン」の大切なポイントになると方向づけた。; １．コロナ禍収束後、「Uku-Mat」を用いた実験プロトコルで検証実験を実施（１）あさひ病院で、患者を対象に「座位での足踏み運動における運動量の向上と運動意欲の向上」を検証し、学会で結果を発表する。（２）静岡県内のデイケアで、利用者を対象に「日常の体操としての効果」を検証し、関係者と研究成果を共有し、今後の活用について検討する。２．「生活における音楽とのかかわり」の研究を継続（１）令和3年度の特別研究「日常生活における敷居の低い音楽の探求」にて、様々な専門家の視点を俯瞰し論緒にまとめる。（２）「日常生活における音楽を介した健康促進の可能性」を本学授業のテーマの1つとし、次世代の視点と提案を可視化する。; identifier:R2-4
• Access Restrictions: 限定公開
• Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• Original Data Provider (Database): 静岡文化芸術大学 : 静岡文化芸術大学学術リポジトリ