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Bibliographic Record
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- Material Type
- 図書
- Author/Editor
- 舩戸, 修一
- Author Heading
- Publication Date
- 2021-11
- Publication Date (W3CDTF)
- 2021-11
- Text Language Code
- jpn
- Target Audience
- 一般
- Note (General)
- 日時:令和3年1月23日 13時30分~15時30分場所:静岡文化芸術大学 講堂(オンライン開催)目的・趣旨: 本学の学生(舩戸ゼミや「地域連携演習」である「引佐耕作隊」「佐久間耕作隊」の履修学生)や浜松市が2013年度から導入した浜松版の地域おこし協力隊である「浜松山里いきいき応援隊」による中山間地域における活動を紹介するとともに、このような大学生や地域外人材などの若者が一堂に会し、過疎が進行する浜松市の中山間地域の再生のために果たす可能性について議論する。こうして浜松の中山間地域づくりに本学が積極的に関わっていることを発信する。内容: 2020年度は、本学講堂を会場として開催する予定であったが、コロナ禍のため、その講堂に登壇者のみを集め、本学講堂において開催した。第1部は、トークセッション「アフターコロナにおける関係人口の可能性と課題」というタイトルで、図司直也氏(法政大学現代福祉学部教授)、嵩和雄氏(認定NPO法人ふるさと回帰支援センター副事務局長)、舩戸修一氏(本学文化政策学部教授)による個別発表後に、オンラインでの質問に回答しながら、登壇者で意見交換を行った。第2部は、浜松の中山間地域における若者によるあるいは若者を中心とした活動として「春野耕作隊」「ひずるしい鎮玉」「静岡県立浜松湖北高等学校佐久間分校」「佐久間若者サミット」が個別発表し、意見交換を実施した。結果・成果: 今回のシンポジウムの狙いは、以下3点ある。第1に、今後中山間地域を維持していくための地域づくりを構想することである。具体的には、人口減少下では積極的な移住受け入れは必要だとしても、コロナ禍のため移住者を段階的に受け入れる必要性を主張した。あわせて中山間地域の住民(祖父母)がリモート機器を使 って地域外の居住する子どもや孫と連絡を取っていく必要性も指摘した。 第2に、高齢化が進展する地域において「若者」が果たす可能性を発表することである。具体的には、中山間地域に居住する移住者が都市住民を対象とした棚田オーナー制度などの交流事業を展開し、若手農家が地元産野菜を地元で販売することによって地域住民同士のつながりを形成している実践例が報告された。こうした若者の活動が中山間地域の住民をエンパワーメントすることに貢献している。 第3に、このような浜松の中山間地域における活動成果を広く発信することである。当日のシンポジウムの動画は、YouTubeにアップされているため、当日参加しなかった人も視聴することが可能である。当日参加者は200名以下であったが、5月8日現在、1100人を超えている。動画配信によるシンポジウムであったため、今後も視聴者数も徐々に増えていくと思われる。今後もオンラインを使えば、浜松市だけでなく、全国に向かって本学による浜松の中山間地域への貢献可能性をアピールし、かつ浜松の中山間地域の問題解決に取り組む活動も発信することができる。次年度も「まちむらリレーション市民交流会議」が果たす役割は大きい。
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- 限定公開