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Bibliographic Record
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- Material Type
- 文書・図像類
- Title
- Author/Editor
- 小浜, 朋子OBAMA, Tomoko
- Author Heading
- Contributor
- 的場, ひろし奥中, 康人MATOBA, HiroshiOKUNAKA, Yasuto
- Text Language Code
- jpn
- Target Audience
- 一般
- Note (General)
- 重点研究日常生活の音楽の効果をグローカルな観点から探求し、新たな価値創造につなげることを目的に研究に着手した。研究者のネットワークを基に、音楽に深く関わる方々との対談を通して、日常生活における「音楽」とのかかわりを見つめ直し、「音楽」への「しきい」を低くすることにより「音楽」の価値を広めることができるか模索した。本研究で収集した情報や考え方などは展示会で披露し、シンポジウムで議論を深めた。令和 3年 5月17日 嶋 和彦氏(浜松市楽器博物館 元館長)対談令和 3年 6月28日 中館 賢氏(ナムコ㈱「太鼓の達人」開発者)対談令和 3年 9月27日 濱川 礼氏(アマチュア ピアニスト)対談令和 4年 1月17日 田中館 祐介氏(ローランド㈱電子ドラム開発者)講演令和 4年 3月10日 船津 邦夫氏(アマチュア ハモニカ奏者)インタビュー令和 4年 3月30日 展示会・シンポジウム開催 菊本 忠男氏(ローランド㈱元取締役社長)、三枝 文夫氏(㈱コルグ 監査役)講演様々な専門家とのディスカッション、若い世代とのコミュニケーションから、「日常生活」、「音楽」、「敷居」のとらえ方を探究し、新たな可能性を見出した。1.「音」と「音楽」の敷居 日常生活において、居心地の悪い「音」を避けたい時や集中したい時などは、「音楽」を利用して没入する環境をつくっている一方で、「音」に「音楽」と同等の心地よさを見いだす新たな傾向が、若い世代を中心にみられる。「音」にも「音楽」と同様の価値があると捉えることで、「音楽」のすそ野が広がる可能性がある。2. 「演者(パフォーマー)」と「聴衆(リスナー)」の敷居 「演者」と「聴衆」の距離感が心理的に近い場合は、高揚感を共有し、一体感が生まれる。しかし、不特定多数の「聴衆」を前にした時や音楽の授業などは、「演者」は他人の目が気になり、不安や気後れを感じることもある。独りでいる時のように、自分の気分や気持ちをありのままに発し、気ままに受け取ってもらえる環境をつくることで、「演者」と「聴衆」の敷居を低くできる可能性がある。3.楽器の敷居 楽器における様々な敷居を明確にし、それぞれの特徴を表す楽器を実際に体感しながら、その可能性を検討した。①楽器の大きさの敷居、②楽器の操作方法の敷居、③音階を指定する敷居、④和音を弾く敷居、⑤楽器の音量の敷居、⑥ 楽器を管理する敷居、⑦ 楽器を作る敷居、⑧演奏場所の敷居、⑨音楽の作り方の敷居 など。令和4年4月、研究で得られた知見や考え方を共有し、実際に楽器にふれ、音をきき、本をながめながら、「音楽」との関りを再考していただく機会として、本学ギャラリーで展示会を開催した。コロナ禍のため、対象を学内の学生や教職員に限定したが、延べ361名が来場し、本研究のテーマに関心を持つ若い世代と交流することができた。 今後も、この研究を通して『日常生活における音楽との関りの大切さ』に感化され共鳴した学生や専門家の方々と交流を続けつつ、各々の専門分野で、実践的な研究やパフォーマンスを展開していきたいと考える。identifier:R3-3
- Access Restrictions
- 限定公開
- Data Provider (Database)
- 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)