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Bibliographic Record
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- Material Type
- 文書・図像類
- Author/Editor
- Rogers, Alan
- Author Heading
- Publication Date
- 2009-12
- Publication Date (W3CDTF)
- 2009-12
- Alternative Title
- Non-formal education : flexible schooling or participatory education?
- Text Language Code
- jpn
- Target Audience
- 一般
- Note (General)
- 本書は、Alan Rogers著『Non-Formal Education: Flexible Schooling or Participatory Education?』 The University of Hong Kong - Kluwer Academic Publishers (2004) 全12章のうち、内容的に古くなった事例研究(第10章)を除いた、全訳である。 国際社会が教育協力の枠組みとして作り上げた万人のための教育(EFA)における最大の目標、すべての人々に基礎教育の機会を保障することとは、学校の建設を意味していたわけではなかった。ミレニアム開発目標(MDGs)では、ノンフォーマル教育(NFE)が目標達成のためのコンポーネントの一つであることは明白である。しかし、NFEは開発分野及び教育分野において重視されるものの、今日でも学校教育と切り分けられている場合が少なくない。日本の教育分野においては、研究としてNFEを扱う者は極めて少数派で、実践に関わる者の間ではNFEという用語の使用には混乱があり、インフォーマル教育との違いも明確でない。NFEという用語は、学校教育(フォーマル教育)で対応できない部分、学校外の教育、あるいは学校教育の真似事などのように、常に学校教育との対比で捉えられがちである。本書の最大の特徴は、そうした二元論ではなく、文脈に応じた連続体として捉えた点にある。そして「NFE」という用語さえ捨ててしまう方向性を持っている。 本書はNFEの捉え方について一般化を試みているが、それによって従来のNFEを普遍化しようという意図はない。普遍的とされ、構築された理論を現場で行われる実践に当てはめ、その理論枠によって事例を分析するという研究手法はNFEにおいてはおよそ当てはまらない。 本書をとおして著者は、NFEに関する言説を、まず開発と教育の文脈から整理する。続いて、NFE言説の歴史的変遷をレビューし、最後にNFEが柔軟な学校教育あるいは参加型教育と解釈できるほどの動的な位置づけとなりうることを示す。