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Bibliographic Record
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- Material Type
- 文書・図像類
- Author/Editor
- 澤野 , 由紀子
- Author Heading
- Publication Date
- 2001-03
- Publication Date (W3CDTF)
- 2001-03
- Text Language Code
- jpn
- Target Audience
- 一般
- Note (General)
- 本報告書は、平成11~13年度科学研究費用補助金(基盤研究(B)(2))「生涯学習社会における地域子育て支援システムに関する総合的研究」の中間報告書である。 本研究は、近年、青少年の問題行動や凶悪犯罪の増加を背景に、また、少子・高齢化に伴い子どもをもつ成人女性の学習と就労の機会を保障するために、国の政策課題として浮上した「地域における子育て支援」についての新しい考え方と施策展開の状況を、下記の観点から分析するとともに、これらに関する中・長期的な政策課題を抽出することを目的としている。 (1)成人を対象とする育児および家庭のあり方に関する教育 (2)青少年の「生きる力」の基礎としての育児教育 (3)地域ぐるみの子育てネットワーク (4)上記を包括する地域子育て支援システムの体系化。具体的には、ネットワーク型行政による支援のあり方、中・高校生を対象とする育児学習プログラムを含む生涯学習の課題としての子育てプログラムの開発、学校外教育施設指導員、家庭教育カウンセラーなど子育て支援のための人材養成の体系化。 これまでに、特色ある地域子育て支援事業を行っている国内・国外の事例調査を実施してきたが、本報告書は、そのうちスウェーデンに関する事例調査の中間報告である。 本報告書は、2部により構成される。 第I部では、90年代後半からスウェーデンで導入されている生涯学習政策の概要を政策資料にもとづき紹介する。スウェーデンといえば成人のリカレント教育のシステムが充実している先進国として知られているが、1998年に就学前教育・保育と学童保育を学校教育と統合し、早期からの生涯学習の基礎づくりに力を入れるとともに、行政改革によって一貫した子ども政策を行うことを可能にしたことは、日本ではこれまでほとんど紹介されていなかった。 第II部では、スウェーデン教育科学省が、OECDが1998~2000年に実施した早期教育・保育政策の国際比較研究プロジェクト(スウェーデンのほかベルギー、チェコ、デンマーク、フィンランド、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、イギリス、アメリカが参加)用に作成した国別バックグランド・レポートを翻訳掲載した。1960年代以降の女性の社会進出を支えてきたスウェーデンの子育て支援システムの全貌が把握できる資料である。11410082
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- CiNii Books