別当賀一番沢川遺跡

• Material Type: 文書・図像類
• Title: 別当賀一番沢川遺跡
• Author/Editor: 広田,良成; 阿部,明義; 山中,文雄; 笠原,興
• Author Heading: 広田,良成; 阿部,明義; 山中,文雄; 笠原,興
• Publication, Distribution, etc.: 公益財団法人 北海道埋蔵文化財センター
• Publication Date: 2019-03-27
• Publication Date (W3CDTF): 2019-03-27
• Alternative Title: べっとうがいちばんさわがわいせき; 根室防雪事業改良等工事に伴う埋蔵文化財調査報告書/根室市
• Periodical title: 北海道埋蔵文化財センター調査報告書
• No. or year of volume/issue: 355
• Volume: 355
• Text Language Code: und
• Target Audience: 一般
• Note (General): 北海道の東端にある根室半島に流れる別当賀川沿いには多くの遺跡が広がり、河口付近にある別当賀一番沢川遺跡もそのひとつである。当遺跡は市道の工事に伴い、昭和60（1985）年に根室市教育委員会により調査が行われ、縄文時代中期～後期の北筒式土器の時期の竪穴住居跡15軒、土坑23基が検出され、1 軒の住居跡の床面から編み物状炭化物が出土している。 今回の調査は当遺跡の2 回目の調査で、調査範囲は前回調査の隣接地を含む。調査の結果、前回同様、主に北筒Ⅱ～Ⅴ式土器の時期の竪穴住居跡、平地住居跡、土坑等が検出され、住居跡の形状の変遷を確認できた。遺物は北筒Ⅱ～Ⅴ式土器の中でも後半期の北筒Ⅲ～Ⅴ式が主体である。北筒式土器は道東を中心に分布するが、北筒Ⅳ～Ⅴ式は出土例が限られ、この時期の集落跡である当遺跡の調査例は重要である。また、焼失住居跡や炉跡焼土出土の炭化材の放射性炭素年代測定を行い、北筒式土器の型式と測定値を組み合わせて当遺跡における北筒Ⅱ～Ⅴ式土器の絶対年代をある程度把握することができた。その結果、北筒Ⅴ式は14Ｃ年代で、後期中葉の3400yrBP頃まで続いた可能性を指摘でき、当該期の土器編年や絶対年代を考える上で考慮すべき成果である。また、縄文時代晩期の土坑墓が少数検出され、当地域の一様相を確認できた。
• DOI: 10.24484/sitereports.70355
• Access Restrictions: 限定公開
• Related Material (NCID): BB27973324; https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB27973324
• Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• Original Data Provider (Database): 奈良文化財研究所 : 全国遺跡報告総覧

Table of Contents

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