国道313号道路改良事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告（2）

Material type: 文書・図像類

Author: 曽根,猛

Publisher: 財団法人　広島県教育事業団　事務局　埋蔵文化財調査室

Publication date: 2013-03-05

Material Format: Paper

Capacity, size, etc.: -

NDC: -

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Note (General)：: [御領遺跡（第２次調査2009）要約] 　御領遺跡は，福山市神辺町下御領に所在する。遺跡は芦田川支流の高屋川と堂々川によって形成された沖積地上に立地し，東西約1.6km，南北約1.4kmに広範囲に及ぶ県内最大規模の面積を有する遺跡である。　　第２次調査では，御領遺跡の南西部にあたる標高約14ｍの地...

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Material Type: 文書・図像類
Title: 国道313号道路改良事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告（2）
Author/Editor: 曽根,猛
Author Heading: 曽根,猛
Publication, Distribution, etc.: 財団法人　広島県教育事業団　事務局　埋蔵文化財調査室
Publication Date: 2013-03-05
Publication Date (W3CDTF): 2013-03-05
Alternative Title: こくどう313ごうどうろかいりょうじぎょうにともなうまいぞうぶんかざいはっくつちょうさほうこく（2）
御領遺跡（第2次調査2009）・御領遺跡（第3次調査2010）
Periodical title: 財団法人広島県教育事業団発掘調査報告書
No. or year of volume/issue: 55
Volume: 55
Text Language Code: und
Target Audience: 一般
Note (General): [御領遺跡（第２次調査2009）要約] 　御領遺跡は，福山市神辺町下御領に所在する。遺跡は芦田川支流の高屋川と堂々川によって形成された沖積地上に立地し，東西約1.6km，南北約1.4kmに広範囲に及ぶ県内最大規模の面積を有する遺跡である。　　第２次調査では，御領遺跡の南西部にあたる標高約14ｍの地点を調査し，竪穴住居跡35軒，掘立柱建物跡15棟，土坑87基，溝状遺構７条，その他の遺構15基，ピット約1100基を検出した。遺構の大半は後世の削平・撹乱を受けているが，遺物の全般的な出土状況からみて弥生時代中期から古墳時代を中心とする集落遺跡と考えられる。とくに，調査区の北西部を北東-南西方向に走る溝状遺構ＳＤ１は，弥生時代中期から古墳時代にかけて埋没と掘削を繰り返しながら利用された大溝と考えられ，溝底からは橋脚とみられる柱材がみつかった。　 [御領遺跡（第３次調査2009）要約] 　御領遺跡は，福山市神辺町下御領に所在する。遺跡は芦田川支流の高屋川と堂々川によって形成された沖積地上に立地し，東西約1.6km，南北約1.4kmに広範囲に及ぶ県内最大規模の面積を有する遺跡である。　　第３次調査では，第２次調査区の西側に隣接するＡ区と，同じく東側約140ｍの地点にあるＢ区を調査した。Ａ区で土坑３基，井戸１基，溝状遺構５条を，Ｂ区で溝状遺構３条とその他の遺構１基を検出した。Ａ区では，第２次調査区から続くＳＤ１を調査した。Ｂ区では，溝状遺構ＳＤ12が古墳時代初頭から後期にかけて埋没と掘削を繰り返しながら利用された大溝と考えられ，古式土師器や須恵器などが出土している。溝内から一面に散乱した木材とともに溝底に打ち込まれた２本の杭が見つかっており，流水を制御する何らかの設備が設けられていたとみられ，灌漑等の用途に利用された可能性がある。
DOI: 10.24484/sitereports.27503
Related Material (NCID): BB12328861
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB12328861
Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）
https://irdb.nii.ac.jp
Original Data Provider (Database): 奈良文化財研究所 : 全国遺跡報告総覧