東京都文京区 駒込神明町貝塚第3地点

• Material Type: 文書・図像類
• Title: 東京都文京区 駒込神明町貝塚第3地点
• Author/Editor: 丹野,祥枝; 大口,和樹; 中山,学
• Author Heading: 丹野,祥枝; 大口,和樹; 中山,学
• Publication, Distribution, etc.: 文京区役所
• Publication Date: 2014-12-26
• Publication Date (W3CDTF): 2014-12-26
• Alternative Title: とうきょうとぶんきょうくこまごめしんめいちょうかいづかだいさんちてん; 駒込備蓄倉庫等建設に伴う埋蔵文化財調査報告書
• No. or year of volume/issue: B-145
• Volume: B-145
• Text Language Code: und
• Target Audience: 一般
• Note (General): 本調査地点は、近世から昭和40年代頃までは富士神社境内の南東隅にあたると推定される。富士神社は、戦国期から当該地に存在した可能性があるが、創建時期やそれ以前の様相については明確ではない。社殿のある塚状の高まりは、瓢形の形状から前方後円墳の可能性が指摘されているが、現時点では発掘調査等は行われていないため不詳である。古墳の墳丘を基にして塚が築かれたとも考えられ、中世以来の富士塚の可能性も考えられる。今回の調査では、近世および近代以降の遺構・遺物が検出された。また、遺構や盛土中の混入物として中世以前の遺物も出土した。近世では、18世紀中葉から後葉の溝状遺構・土坑・植栽痕、19世紀前葉から中葉の土坑・柱穴などが検出され、主に土坑から陶磁器・土岐・瓦などが出土した。近世において本調査地点は、これまで絵図等に示されていたように林・小建物のような構造物があった可能性が推測されるほか、土採りや廃棄の場としても利用されていたことが確認できた。これらの成果は、富士神社境内の土地利用のあり方や、いわゆる「場末」とされる当該地周辺の土地利用のあり方を考える上でも重要であると思われる。
• DOI: 10.24484/sitereports.48074
• Related Material (NCID): BB17788585; https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB17788585
• Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• Original Data Provider (Database): 奈良文化財研究所 : 全国遺跡報告総覧