旗本花房家屋敷跡遺跡

Material type: 文書・図像類

Author: 合田,恵美子ほか

Publisher: 公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター

Publication date: 2015-12-28

Material Format: Paper

Capacity, size, etc.: -

NDC: -

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Note (General)：: 旗本花房家屋敷跡遺跡は、武蔵野台地の東の縁辺部である淀橋台（下末吉面）に立地する。花房家は、交代寄合にも列せられた五千石の大身旗本であり、延宝7 年（1679）に相対替によりこの地を取得し、以後幕末まで居住した。今回の調査区は、屋敷地南半の庭園部分に相当し、調査では旧石器時代から近代に亘る1,127...

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Material Type: 文書・図像類
Title: 旗本花房家屋敷跡遺跡
Author/Editor: 合田,恵美子
大西,雅也
塚田,清啓
渋谷,葉子
上條,朝宏
濱田,翠
新免,歳靖
矢内,雅之
建石,徹
二宮,修治
山根,洋子
西本,右子
長佐古,真也
鈴木,伸哉
パリノ・サーヴェイ株式会社
Author Heading: 合田,恵美子
大西,雅也
塚田,清啓
渋谷,葉子
上條,朝宏
濱田,翠
新免,歳靖
矢内,雅之
建石,徹
二宮,修治
山根,洋子
西本,右子
長佐古,真也
鈴木,伸哉
パリノ・サーヴェイ株式会社
Publication, Distribution, etc.: 公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター
Publication Date: 2015-12-28
Publication Date (W3CDTF): 2015-12-28
Alternative Title: はたもとはなぶさけやしきあといせき.
警視庁麻布警察署庁舎改築工事に伴う調査.
Periodical title: 東京都埋蔵文化財センター調査報告
No. or year of volume/issue: 306
Volume: 306
Text Language Code: und
Target Audience: 一般
Note (General): 旗本花房家屋敷跡遺跡は、武蔵野台地の東の縁辺部である淀橋台（下末吉面）に立地する。花房家は、交代寄合にも列せられた五千石の大身旗本であり、延宝7 年（1679）に相対替によりこの地を取得し、以後幕末まで居住した。今回の調査区は、屋敷地南半の庭園部分に相当し、調査では旧石器時代から近代に亘る1,127 基の遺構を検出した。　近世では、庭園池、上水施設（井戸・枡・木樋）、地下室、土採り穴、廃棄土坑、植栽痕など、庭園に関連するものに止まらない様々な遺構が検出された。庭園池は18 世紀後葉の築造と考えられ、一部には底面に砂や粘土を敷いた部分や、州浜の名残と思われる玉石が敷かれた部分、石組や置石の抜き取り痕が確認された。上水遺構は、調査区の南西を通っていた青山上水（万治3 年（1660）～享保７年（1722））から取水されたと考えられる。また、17 世紀後葉の268 号遺構は、花房家が当地に入って間もない時期の地下室と考えられるが、信楽産四耳壺５個体が完形で出土し、それぞれには黒色火薬が入れられていた。834 号遺構（井戸状遺構）からは、1880 年代のワインボトルやイギリス製の陶磁器・ガラス製品などが出土し、海軍省雇入教師館の時期に廃絶したと考えられる。　このほか、旧石器時代の遺物集中地点（立川Ⅳ層下部～Ⅴ層上部）、縄文時代～古代の遺物が出土し、近代では明治～大正期の陸軍歩兵第一旅団司令部、大正期～終戦にかけての陸軍近衛師団長官舎・旧麻布区立三河台尋常小学校に関連する、煉瓦基礎や遺物なども出土した。
DOI: 10.24484/sitereports.78530
Related Material (NCID): BB20250679
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB20250679
Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）
https://irdb.nii.ac.jp
Original Data Provider (Database): 奈良文化財研究所 : 全国遺跡報告総覧