夫婦塚遺跡 ―第3・4・5・6次調査ー

• Material Type: 規格・テクニカルリポート類
• Title: 夫婦塚遺跡 ―第3・4・5・6次調査ー
• Author/Editor: 近澤,康治; 江島,伸彦
• Author Heading: 近澤,康治; 江島,伸彦
• Publication, Distribution, etc.: 久留米市教育委員会
• Publication Date: 2021-03-31
• Publication Date (W3CDTF): 2021
• Alternative Title: みょうとづかいせき
• Periodical title: 久留米市文化財調査報告書
• No. or year of volume/issue: 430
• Volume: 430
• Target Audience: 一般
• Note (General): 出版タイプ： NA; ＜夫婦塚遺跡 第3次＞ 調査区をⅠ区、Ⅱ区に分け検出作業を行った。建物群の広がりの確認や規模の確認を行い、柵列1条、掘立柱建物17棟＋3棟、井戸2基、土坑7基、溝6条を検出した。建物は3間×3間の総柱建物など、規模が若干大き目の建物が多く、集落との相違が見られる。 ＜夫婦塚遺跡 第4次＞ 掘立柱建物2棟、溝4条、土坑3基、動物埋蔵遺構1基を検出したが、調査面積も狭くトレンチ状の為、建物の規模等は不明である。中央部南側で検出した動物埋納遺構は長さ1.68ｍ、幅83cm、深さ40cmを測る。前脚、後脚共に折り曲げられ、首を縮めた状態ではあるが手厚く葬られている。 ＜夫婦塚遺跡 第5次＞ 調査区が幅5ｍ前後と狭く、建物の規模等不明な点が多い。建物は全て掘立柱建物で、竪穴住居は全く検出できなかった。掘立柱建物の柱掘方はやや小規模で官衙的でなく一般集落に近いものと思われる。ただし、東側検出で第6次調査区に延びているSB605は、建物の東側に棚或いは区画と考えられる小部屋状を持つ建物で、性格不明である。 ＜夫婦塚遺跡 第6次 ＞ 第6次調査区は、第4次調査区の北側にあたる。他の調査地点に比べ面的に広く調査を行った。検出された建物は、竪穴住居が無く掘立柱建物4棟を検出した。これらの内、2棟は棚または区画があり厩舎を想起させる建物である。この他、隣接する第4次調査区へ延びる建物や溝を確認した。土坑から坏蓋が3つ張り付いた甕胴部が出土している。
• DOI: 10.24484/sitereports.91306; https://doi.org/10.24484/sitereports.91306
• Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• Original Data Provider (Database): 奈良文化財研究所 : 全国遺跡報告総覧