新宿区市谷柳町遺跡3・南榎町遺跡4

Material type: 文書・図像類

Author: 石﨑,俊哉ほか

Publisher: 公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター

Publication date: 2018-03-31

Material Format: Paper

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Note (General)：: 当該遺跡は、外苑東通り（環状第三号線：市谷柳町交差点―弁天町交差点）に沿って位置する遺跡（埋蔵文化財包蔵地）である。外苑東通りは、江戸川橋から市ヶ谷の台地へ谷地形をほぼ南北に縦走する。この谷地形は、現在の妙正寺川、神田川（江戸川）が示す開析谷を本谷とする支谷のひとつであることが理解できる。江戸期の当...

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Material Type: 文書・図像類
Title: 新宿区市谷柳町遺跡3・南榎町遺跡4
Author/Editor: 石﨑,俊哉
西澤,明
柴田,徹
Author Heading: 石﨑,俊哉
西澤,明
柴田,徹
Publication, Distribution, etc.: 公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター
Publication Date: 2018-03-31
Publication Date (W3CDTF): 2018-03-31
Alternative Title: しんじゅくくいちがややなぎちょういせき3・みなみえのきちょういせき
環状第三号線弁天町地区事業に伴う埋蔵文化財調査
Periodical title: 東京都埋蔵文化財センター調査報告
No. or year of volume/issue: 333
Volume: 333
Text Language Code: und
Target Audience: 一般
Note (General): 当該遺跡は、外苑東通り（環状第三号線：市谷柳町交差点―弁天町交差点）に沿って位置する遺跡（埋蔵文化財包蔵地）である。外苑東通りは、江戸川橋から市ヶ谷の台地へ谷地形をほぼ南北に縦走する。この谷地形は、現在の妙正寺川、神田川（江戸川）が示す開析谷を本谷とする支谷のひとつであることが理解できる。江戸期の当該地区は、台地内の谷底に位置し、町屋・寺社地も見られるが、概ね武家地で占められる。市谷柳町遺跡のうち、市谷柳町交差点付近から以北は、町屋および下級武士の居住地の多い地区である。調査対象範囲は、14 対象地区22 地点について行った。調査の結果、確認した遺構は江戸時代に帰属するものが多い。各地点で確認された遺構の内容には違いがあるが、まとめると、礎石（建物あるいは構造物の基礎）、溝状の掘り込みを伴う礫敷きの基礎、石組溝（排水施設）、大型土坑（地下室か）、土坑、ピット、井戸（掘り抜き）、埋桶、埋甕、土器皿埋納遺構などである。江戸時代の特徴について、調査区の台地寄りの地点では、平坦な関東ローム層面が確認できる点にあり、江戸時代の大規模な屋敷造成に伴う掘削・削平で除去されたことを物語る。また、硯製作に関わる石片・未成品も注目できる。
DOI: 10.24484/sitereports.121946
Related Material (NCID): BB25848682
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB25848682
Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）
https://irdb.nii.ac.jp
Original Data Provider (Database): 奈良文化財研究所 : 全国遺跡報告総覧