幌延深地層研究センターにおけるコンクリート材料の施工性に関する研究(IV)

• Material Type: 文書・図像類
• Title: 幌延深地層研究センターにおけるコンクリート材料の施工性に関する研究(IV)
• Author/Editor: 入矢 桂史郎; 田島 孝敏; 納多 勝
• Author Heading: 入矢 桂史郎; 田島 孝敏; 納多 勝
• Publication Date: 2004-02
• Publication Date (W3CDTF): 2004-02
• Alternative Title: Study on construction method of concrete in the underground research laboratory (IV)
• Periodical title: JNC TJ5400 2003-008
• Text Language Code: jpn
• Target Audience: 一般
• Note (General): 幌延深地層研究センターでは地下施設の建設に際して、立坑と水平坑道の一部において、サイクル機構殿が開発したポゾランを高含有した低アルカリ性セメント(HFSC)を用いたコンクリートの施工性確認試験(原位置試験)を実施する予定である。施工を開始するまでに、低アルカリ性セメントが実際の工事で施工できるように問題点を解決しておく必要がある。 本研究では、幌延深地層研究センターのおかれる環境条件を考慮して、低アルカリ性セメントの施工性についての課題を解決する目的で実施した。 まず、低アルカリ性セメントの効果の評価として、セメント間隙水による岩石や緩衝材の機能に与える影響(溶解・変質など)を把握するための予察的なモデル解析とそれを補完する予察実験をOPCとHFSCの両方について実施した。また、岩盤とベントナイトおよびコンクリートが接触した場合の長期変質挙動を把握できる試験計画の立案を行った。 次に1.5年間のpH測定試験結果をもとに、低アルカリ性コンクリート(HFSC)の低アルカリ性発現の時間的予測を行った。さらに、低アルカリ性実現の基本コンセプトであるポゾラン反応についてのモデル化についての問題点や取得すべきデータについての提案を行った。 フライアッシュの品質変動について、北海道で産出されるフライアッシュを用いた試験を実施して、強度や施工性にどの程度影響を与えるかについて検討を行った。さらに、幌延深地層研究センター建設において、試験的にHFSCを使用した場合に、行われる各種の計測について、基本計画を作成した。 これらの結果を元に、幌延深地層研究センターで想定されるコンクリートの施工形態に対して、HFSCを用いたコンクリートの施工が可能であること、施工された構造物の品質が確保できることの見通しを得た。; In situ experiment on the low alkalinity cement is planned in construction of Horonobe Underground Research Center. This will be carried out in a part of the vertical shafts and horizontal experimental tunnels. The problems for actual using should be solved and improved until starting construction. This study has been carried out in order to improve the HFSC taking the Horonobe environment into account. Model analysis and preliminary laboratory experiment on hyper alkaline alteration of bentonite and rock have been carried out. And long term permeability experiment on this alteration was planed. pH decreasing ratio of HFSC is predicted by pH measuring for 1.5 year and geo-chemical code. Open data and undefined reaction were pointed out in order to accomplish the model on low alkalinity cement with high pozollanic content. The effects on fresh concrete properties and harden concrete due to changing properties of fly ash were investigated. Experimental basic planning on Horonobe low alkalinity in situ test are proposed. And finnaly, procedure of improvement HFSC in Horonobe construction are investigated and proposed.
• Source: /JNC-TJ5400-2003-008.pdf （fulltext）; https://jopss.jaea.go.jp/pdfdata/JNC-TJ5400-2003-008.pdf
• Access Restrictions: 限定公開
• Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• Original Data Provider (Database): 日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System

• Summary, etc.: 幌延深地層研究センターでは地下施設の建設に際して、立坑と水平坑道の一部において、サイクル機構殿が開発したポゾランを高含有した低アルカリ性セメント(HFSC)を用いたコンクリートの施工性確認試験(原位置試験)を実施する予定である。施工を開始するまでに、低アルカリ性セメントが実際の工事で施工できるように...