セメントを起源とする処分環境の変遷に関する研究(概要版)

• Material Type: 文書・図像類
• Title: セメントを起源とする処分環境の変遷に関する研究(概要版)
• Author/Editor: 入矢 桂史郎; 久保 博; 加藤 忠男; 藤田 英樹
• Author Heading: 入矢 桂史郎; 久保 博; 加藤 忠男; 藤田 英樹
• Publication Date: 2001-02
• Publication Date (W3CDTF): 2001-02
• Alternative Title: Study on evolution of disposal environment due to alteration of cement, Summary report, commission work report
• Periodical title: JNC TJ8400 2001-035
• Text Language Code: jpn
• Target Audience: 一般
• Note (General): 本報告書は、低アルカリセメントを含むセメントが処分場の人工バリアの性能に与える影響についての検討を実施したものである。低アルカリセメントのベントナイトおよび花崗岩の変質に与える影響評価として、フライアッシュ高含有シリカフュームセメント(HFSC)の間隙水を用いて、ベントナイトと花崗岩に対する浸漬試験を実施した。セメント系材料中の有機系混和材の浸出特性の把握として、セメントの変遷後期の状態を模擬した実験を行い、溶出する有機物の量および形態を調べた。低アルカリ性セメントの実用時の問題点に関する検討は、鉄筋の腐食に関する検討と吹き付けコンクリートの研究について実施した。本研究を通じて得られた結論は次の通りである。1.ベントナイトの変質に関しては、3種アルカリ混合溶液による変質試験では、モンモリロナイトがほぼ消滅していること、低アルカリ性セメントのリーチング水では変質が生じないことが確認された。花崗岩の変質に関しても低アルカリ性セメントでは変化が生じなかった。2.セメント系材料中の変遷後期における有機系混和剤の浸出試験では、混和剤主成分の高分子は溶出しないこと、混和剤の溶出量の増加は認められないことが確認された。3.低アルカリ性セメントの腐食の可能性を検討するための促進実験を提案した。4.低アルカリ性セメントを使用した吹き付け工法は乾式吹付けながら適用可能という結論になった。5.プレキャストコンクリートの適用性に関して、ポゾランを添加した各セメントペーストを高温養生およびオートクレーブ養生してもpHは急激に低下しないことがわかった。6.セメント系材料の使用に伴う処分環境の変遷の再整理と課題の抽出として、セメントの変質を起源としたベントナイトさらに岩盤について相互作用も含めて想定される変質についてまとめた。
• Source: /JNC-TJ8400-2001-035.pdf （fulltext）; https://jopss.jaea.go.jp/pdfdata/JNC-TJ8400-2001-035.pdf
• Access Restrictions: 限定公開
• Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• Original Data Provider (Database): 日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System

• Summary, etc.: 本報告書は、低アルカリセメントを含むセメントが処分場の人工バリアの性能に与える影響についての検討を実施したものである。低アルカリセメントのベントナイトおよび花崗岩の変質に与える影響評価として、フライアッシュ高含有シリカフュームセメント(HFSC)の間隙水を用いて、ベントナイトと花崗岩に対する浸漬試験...