grasp92によるHe原子基底状態Dirac-Coulombエネルギーの高精度計算手順

• Material Type: 文書・図像類
• Title: grasp92によるHe原子基底状態Dirac-Coulombエネルギーの高精度計算手順
• Author/Editor: 内海 隆行; 佐々木 明
• Author Heading: 内海 隆行; 佐々木 明
• Publication Date: 2000-02
• Publication Date (W3CDTF): 2000-02
• Alternative Title: Procedures of grasp92 code to calculate accurate Dirac-Coulomb energy for the ground state of helium atom
• Periodical title: JAERI-Data/Code 2000-003
• Text Language Code: jpn
• Target Audience: 一般
• Note (General): grasp92コードは、多電子配位原子の相対論的波動関数をMulti-configuration Dirac-Fock(MCDF)法で解く公開されたプログラムであり、原子特性計算に広く利用されている。grasp92コードはプログラムの集合体であり、genisoによる原子特性値(ISO)ファイルの生成、gencslによるコンフィギュレーション状態関数(CSF)ファイルの生成、genmcpによる角運動量結合係数(MCP)ファイルの生成、erwfによる動径成分波動関数(RWF)の初期推定計算、rscf92による平均エネルギーレベル(AL)計算、rci92によるコンフィギュレーション相関(CI)計算、oscl92による振動子強度計算については計算手順も明確であり、数値的に安定な計算を実行することができる。しかし、高精度計算の中心的役割を果たすrscf92による最適エネルギーレベル(OL)計算では、計算手順の自由度の高さから明確な手順が存在せず、しばしば数値不安定性を伴い高精度計算への障害となっている。このことから、本報告ではHe原子基底状態を例にとり数値安定的なEOL計算の手順の基本指針を示す。
• Source: /JAERI-Data-Code-2000-003.pdf （fulltext）; https://jopss.jaea.go.jp/pdfdata/JAERI-Data-Code-2000-003.pdf
• Access Restrictions: 限定公開
• Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• Original Data Provider (Database): 日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System

• Summary, etc.: grasp92コードは、多電子配位原子の相対論的波動関数をMulti-configuration Dirac-Fock(MCDF)法で解く公開されたプログラムであり、原子特性計算に広く利用されている。grasp92コードはプログラムの集合体であり、genisoによる原子特性値(ISO)ファイルの生成...