溶媒抽出法による長寿命アクチニド及び核分裂生成物の分離に関する研究開発の現状

• Material Type: 文書・図像類
• Title: 溶媒抽出法による長寿命アクチニド及び核分裂生成物の分離に関する研究開発の現状
• Author/Editor: 小澤 正基; 駒 義和; 野村 和則; 佐野 雄一
• Author Heading: 小澤 正基; 駒 義和; 野村 和則; 佐野 雄一
• Publication Date: 1998-04
• Publication Date (W3CDTF): 1998-04
• Alternative Title: The State of the art of partitioning technology for long-livied actinides and fission products by solvent extraction method
• Periodical title: PNC TN8410 98-072
• Text Language Code: jpn
• Target Audience: 一般
• Note (General): 将来に向けた核燃料サイクルバックエンド工程の開発においては、「産業」としての経済性(コストパフォーマンス)と「産業廃棄物」のグローバルな環境との調和に重点をおき研究を進めることが重要である。バックエンド工程の要である再処理について、高レベル放射性廃棄物の処分にまつわる環境への負荷の低減の視点にたてば、高レベル放射性廃液に含まれる核種の半減期、利用目的等に応じた「分離」を行い、安定あるいは低放射性の有用核種については利用の道を開き(資源化)、また長寿命の放射性核種については、短寿命または非放射性核種への変換(消滅処理)を実現することが、研究開発の目的となる。このような背景から、昭和63年(1998年)10月に「群分離・消滅処理技術開発長期計画」(通称"オメガ計画";OptionsforMakingExtraGainsfromActinidesandlong-livedfissionproducts)が策定され、日本原子力研究所、動力炉・核燃料開発事業団(動燃)、電力中央研究所及び各大学の研究機関においてそれぞれ研究開発が進められている。動燃においては、それまでの基礎研究をベースにして、1990年から本格的な分離研究に着手している。その研究開発においては、高レベル放射性廃液の群分離のみを研究対象とはせず、現行の再処理システム全般の高度化を視野にいれた開発戦略をとっている。即ち、PUREX工程に新しい抽出分離工程を付加して長寿命のマイナーアクチニドの回収を図り($\alpha$-Free)、並行して、PUREX法を改良し妨害及び有用核種の分離を行うとともに放射性廃液へのNa塩の混入を無くす(Salt-Free)。それによって、高レベル放射性廃液の質的、量的改善を図り、同時に、使用済み燃料中の全アクチニドを核燃料サイクル中で燃焼・消滅させる、所謂"アクチニドリサイクル"を可能とする新しいバックエンド工程の構築を目指すものである。本報告書は、1998年10月より科学技術庁廃棄物政策課が事務局となって進める核種分離・ 消滅計画のチェック\&レビューに供することを目的に、動燃における1990$\sim$1997年にかけての分離研究の概要を纏めるものである。; None
• Source: /PNC-TN8410-98-072.pdf （fulltext）; https://jopss.jaea.go.jp/pdfdata/PNC-TN8410-98-072.pdf
• Access Restrictions: 限定公開
• Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• Original Data Provider (Database): 日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System

• Summary, etc.: 将来に向けた核燃料サイクルバックエンド工程の開発においては、「産業」としての経済性(コストパフォーマンス)と「産業廃棄物」のグローバルな環境との調和に重点をおき研究を進めることが重要である。バックエンド工程の要である再処理について、高レベル放射性廃棄物の処分にまつわる環境への負荷の低減の視点にたてば...