コンクリート内部の水分移動・放出の解析作業

• Material Type: 文書・図像類
• Title: コンクリート内部の水分移動・放出の解析作業
• Author/Editor: 小畑 益彦; 中村 雅彦
• Author Heading: 小畑 益彦; 中村 雅彦
• Publication Date: 1997-09
• Publication Date (W3CDTF): 1997-09
• Alternative Title: None
• Periodical title: PNC TJ9060 97-002
• Text Language Code: jpn
• Target Audience: 一般
• Note (General): 本報告書は、コンクリート表面が加熱された場合のコンクリート内部の水分移動や表面から放出する水量を評価することを目的として、清水建設保有解析コード「T-Mics」を用いて実施した「コンクリート内部の水分移動・放出の解析作業」結果を取りまとめたものである。解析結果の要約を以下に示す。(1)「コンクリートからの放出水測定実験」のシミュレーション解析大洗工学センターで実施された5つの温度履歴パターン(120$^{\circ}C$$\sim$350$^{\circ}C$)の実験について、各温度履歴パターンの温度および放出水量実測結果の平均値を対象にシミュレーション解析を行った結果、通常のコンクリート物性の範囲で解析により得られた放出水量履歴は実測値と良い対応を示した。最高温度が350$^{\circ}C$の温度履歴パターンを除いた4パターンでは、同じ透水係数を用いて解析した結果が最も実測値に近い値を示した。(2)主要パラメータの感度解析コンクリートの諸物性が放出水量に与える影響を評価するため、主要なパラメータである透水係数、解析開始時水分損失、熱伝導率の感度解析を行った。その結果、透水係数と解析開始時の材軸方向水分損失分布(特に加熱側表面近傍)が放出水量に与える影響が大きいことが示された。(3)「もんじゅ実機躯体コンクリート放出水挙動確認試験」のシミュレーション解析温度および放出水量実測結果の平均値を対象にシミュレーション解析を行った結果、(1)の解析とほぼ同じ物性値を用いて解析値と実測値が良好に一致した。(4)実機事故想定温度条件での解析(1)と(3)のシミュレーション解析に基づいてコンクリート諸物性を設定し、5つの温度履歴条件に対して放出水量の予測解析を行った。その結果、放出水量計算値が最も大きい値を示したのはA435/10のケースで、約5Kg/m2乗であった。; None
• Source: /PNC-TJ9060-97-002.pdf （fulltext）; https://jopss.jaea.go.jp/pdfdata/PNC-TJ9060-97-002.pdf
• Access Restrictions: 限定公開
• Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• Original Data Provider (Database): 日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System

• Summary, etc.: 本報告書は、コンクリート表面が加熱された場合のコンクリート内部の水分移動や表面から放出する水量を評価することを目的として、清水建設保有解析コード「T-Mics」を用いて実施した「コンクリート内部の水分移動・放出の解析作業」結果を取りまとめたものである。解析結果の要約を以下に示す。(1)「コンクリート...