ウラン資源・需給・価格の動向

• Material Type: 文書・図像類
• Title: ウラン資源・需給・価格の動向
• Author/Editor: 永島 礼二
• Author Heading: 永島 礼二
• Publication Date: 1997-03
• Publication Date (W3CDTF): 1997-03
• Alternative Title: None
• Periodical title: PNC TN7410 97-030
• Text Language Code: jpn
• Target Audience: 一般
• Note (General): 1980年代末に始まった旧ソ連ブロックの崩壊に伴なって、「東側」世界から「西側」世界へウランの流入が生じたことから、ウラン流通のグローバル化がもたらされた。それに呼応して「東側」世界のウラン資源・生産量が注目されるとともに、米・ロ(ウクライナを含む)間の核軍縮条約に伴う解体核弾頭からのウラン(およびPu)の民生転用も将来のウラン市場、濃縮市場に大きな影響を与えるものとして様々な憶測をもたらした。一方、「西側」世界では、長らく続いた、供給が需要を上回る状況が1985年頃に漸くバランスしたものの、それまで過剰に生産されたウランが蓄積したため、ウラン価格は1978年にピーク値を示して以来、長期低落傾向にあった。これには、先述の「東側」世界(特にカザフスタン、ウズベキスタン、ロシアなどのCIS諸国)から「西側」世界への新たなウランの流入も価格抑制要因として加わった。しかし、原子力発電需要が着実に伸びる中で、「西側」世界のウラン鉱山の大幅な減産、あるいは「東側」ウランに対する米国やEU当局による輸入制限措置もあり、また、「西側」世界の過剰在庫が急速に消費されたこと、および「東側」ウラン生産量の減産状況が明確になってきたことなどから、ウラン価格は1994年末から急激な回復を始めることとなった。このような状況を受けて、「西側」世界では既存鉱山の生産量増加に加えて、新規ウラン鉱山開発が10年振りにもたらされるなど、ウラン鉱山生産(一次生産)の回復がみられつつある。しかし、現在でもウラン鉱山生産量は需要量の50\%を漸く超えたレベルにしか過ぎない。; None
• Source: /PNC-TN7410-97-030.pdf （fulltext）; https://jopss.jaea.go.jp/pdfdata/PNC-TN7410-97-030.pdf
• Access Restrictions: 限定公開
• Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• Original Data Provider (Database): 日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System

• Summary, etc.: 1980年代末に始まった旧ソ連ブロックの崩壊に伴なって、「東側」世界から「西側」世界へウランの流入が生じたことから、ウラン流通のグローバル化がもたらされた。それに呼応して「東側」世界のウラン資源・生産量が注目されるとともに、米・ロ(ウクライナを含む)間の核軍縮条約に伴う解体核弾頭からのウラン(および...