「常陽」MK-III計画に係る安全評価(3.移行炉心の安全解析)

• Material Type: 文書・図像類
• Title: 「常陽」MK-III計画に係る安全評価(3.移行炉心の安全解析)
• Author/Editor: 島川 佳郎
• Author Heading: 島川 佳郎
• Publication Date: 1995-09
• Publication Date (W3CDTF): 1995-09
• Alternative Title: None
• Periodical title: PNC TN9410 95-224
• Text Language Code: jpn
• Target Audience: 一般
• Note (General): 本資料は、「常陽」MK-III計画に係る安全評価の一環として実施した移行炉心(MK-II炉心からMK-III炉心への移行過程における炉心)の炉心安全解析についてまとめたものである。本安全解析では、「運転時の異常な過渡変化」及び「事故」として各種の代表事象を選定し、これらの事象が発生した際の炉心及びプラント全体の動特性の解析を行い、炉心の燃料、被覆管及び冷却材の最高到達温度を評価することにより、原子炉施設の安全設計の基本方針の妥当性の確認を行っている。解析に当たっては、移行炉心の炉心特性及びMK-III改造前のプラント特性等を勘案して、各事象の起因事象想定、反応度係数、原子炉保護系の特性、原子炉停止系の特性、単一故障想定等の解析条件を設定している。また、解析には動特性解析コード「MIMIR」及び「HARHO-IN」を使用している。本解析の結果は以下に示すとおりであり、「運転時の異常な過渡変化」及び「事故」のいずれの事象においても、炉心の燃料、被覆管及び冷却材の最高到達温度はそれらの熱設計基準値を超えないことが明かとなった。したがって、燃料の健全性が損なわれることはなく、MK-II炉心からMK-III炉心への移行過程においても、安全設計の基本方針が妥当であることが確認された。(1)運転時の異常な過渡変化1. 燃料最高温度 :2609$^{\circ}C$(主冷却器空気流量の増大)2. 被覆管最高温度 : 765$^{\circ}C$(1次冷却材流量減少)3. 冷却材最高温度 : 749$^{\circ}C$(1次冷却材流量減少)(2)事故1. 燃料最高温度 :2592$^{\circ}C$(燃料スランピング事故)2. 被覆管最高温度 : 808$^{\circ}C$(1次冷却系主循環ポンプ軸固着事故)3. 冷却材最高温度 : 796$^{\circ}C$(1次冷却系主循環ポンプ軸固着事故); None
• Source: /PNC-TN9410-95-224.pdf （fulltext）; https://jopss.jaea.go.jp/pdfdata/PNC-TN9410-95-224.pdf
• Access Restrictions: 限定公開
• Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• Original Data Provider (Database): 日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System

• Summary, etc.: 本資料は、「常陽」MK-III計画に係る安全評価の一環として実施した移行炉心(MK-II炉心からMK-III炉心への移行過程における炉心)の炉心安全解析についてまとめたものである。本安全解析では、「運転時の異常な過渡変化」及び「事故」として各種の代表事象を選定し、これらの事象が発生した際の炉心及びプ...