生物圏での核種移行等、環境リスク評価に関する研究(3)

• Material Type: 文書・図像類
• Title: 生物圏での核種移行等、環境リスク評価に関する研究(3)
• Author/Editor: *
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• Publication Date: 1993-03
• Publication Date (W3CDTF): 1993-03
• Alternative Title: None
• Periodical title: PNC TJ1600 93-003
• Text Language Code: jpn
• Target Audience: 一般
• Note (General): 放射性廃棄物処分の安全評価に関しては、シナリオ解析に基づきモデル化が行われ、気孔を有する均一媒体や、亀裂を含む地層について、核種収着過程を含む移流分散の式により安全解析が行われてきた。表層土壌中や、比較的地表に近い、水はけの悪いところでは10\%にのぼるフミン物質等の有機物の存在する場合がある。このとき、核種は錯体を形成したり、擬似コロイドとして地下水とともに移動したり、有機物に取り込まれてある程度固定させる可能性もある。従って、従来の移行モデルに加え、有機物の関与する移行過程も加味したモデルについて検討する必要がある。本研究では天然有機物の主要成分と考えられているフミン酸の核種移行に与える影響について明らかにするため、バッチ法により花崗岩粉末に対するSrの吸着挙動に与えるフミン酸の影響を検討した。昨年度は和光純薬(株)製のフミン酸を用い、花崗岩粉末、フミン酸、Sr-85からなる系で、花崗岩に対するSrの分配係数の時間依存、pH依存、Sr濃度依存、フミン酸濃度依存について検討するとともに、フミン凝集体の生成挙動についても検討した。これに対し今年度は、広く世界の研究者の間で用いられているAldrich社製のフミン酸を用いて同様な研究を行った。両フミン酸の間で、分配係数のpH依存とSr濃度依存、特に凝集体の生成挙動について明白な違いがあることが分かった。さらに、核種移行に関するフミン酸の影響について、従来の研究を調査し、整理した。現在のところ、まだ、モデル化に直接役立つ研究成果は見られず、今後、さらに広範な研究を進める必要があるものと考えられる。; None
• Source: /PNC-TJ1600-93-003.pdf （fulltext）; https://jopss.jaea.go.jp/pdfdata/PNC-TJ1600-93-003.pdf
• Access Restrictions: 限定公開
• Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• Original Data Provider (Database): 日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System

• Summary, etc.: 放射性廃棄物処分の安全評価に関しては、シナリオ解析に基づきモデル化が行われ、気孔を有する均一媒体や、亀裂を含む地層について、核種収着過程を含む移流分散の式により安全解析が行われてきた。表層土壌中や、比較的地表に近い、水はけの悪いところでは10\%にのぼるフミン物質等の有機物の存在する場合がある。この...