生物圏での核種移行等環境リスク評価に関する研究(II)

• Material Type: 文書・図像類
• Title: 生物圏での核種移行等環境リスク評価に関する研究(II)
• Author/Editor: *
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• Publication Date: 1992-03
• Publication Date (W3CDTF): 1992-03
• Alternative Title: None
• Periodical title: PNC TJ1600 92-007
• Text Language Code: jpn
• Target Audience: 一般
• Note (General): 放射性廃棄物処分の安全評価に関し、生物圏での核種移行に影響する因子について、従来の核種移行モデルに加えて今後検討する必要があるものと考えられる核種の岩石への吸着に対する人工および天然の有機酸の影響について検討した。方法としては、Sr-85をトレーサーとして用いてバッチ法によりその分配係数の測定を行った。1)浅地層中に放射性廃棄物を処分した後、固化体から溶出した核種が、環境を汚染している恐れのある人工の有機物質たとえばEDTA等の除洗剤と相互作用した場合、それが核種の移行挙動に与える影響について検討した。はじめに花崗岩粉末に対するSrの分配係数の時間依存、Sr濃度依存、pH依存など、核種の吸着に関する基礎的特性を測定した。続いてEDTAがこれらの吸着特性に与える影響を調べるため、Srの分配係数のEDTA濃度依存の実験を行った。2)地表に近い地層中には動植物の活動の結果生成した高分子有機酸であるフミン酸やフルボ酸が存在する。これらの有機酸はアルカリ土類金属イオンや重金属イオンと錯体を形成する。有機酸は著しく分子量が大きく、また、それがもっている多価イオンを介して鉱物や粘土鉱物に収着される性質があるため、核種移行挙動は有機酸の挙動に影響される可能性がある。特にフミン酸の影響について検討するため、花崗岩粉末、フミン酸、Srイオンからなる系で、花崗岩に対するSrの分配係数の時間依存、pH依存、Sr濃度依存、フミン酸濃度依存について測定を行った。さらに、放射性廃棄物の地層処分後の安全性を確保するために米国環境保護庁(EPA)が行った集団線量の評価のための環境影響評価モデルが生物圏での核種移行等環境リスク評価に極めて参考になる文献であることに鑑み、これを抄訳して本報告書に加えた。; None
• Source: /PNC-TJ1600-92-007.pdf （fulltext）; https://jopss.jaea.go.jp/pdfdata/PNC-TJ1600-92-007.pdf
• Access Restrictions: 限定公開
• Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• Original Data Provider (Database): 日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System

• Summary, etc.: 放射性廃棄物処分の安全評価に関し、生物圏での核種移行に影響する因子について、従来の核種移行モデルに加えて今後検討する必要があるものと考えられる核種の岩石への吸着に対する人工および天然の有機酸の影響について検討した。方法としては、Sr-85をトレーサーとして用いてバッチ法によりその分配係数の測定を行っ...