LOTUSプロセス技術開発(5)-偏光光学顕微鏡撮影による有機混合溶媒の晶析現象観察

• Material Type: 文書・図像類
• Title: LOTUSプロセス技術開発(5)-偏光光学顕微鏡撮影による有機混合溶媒の晶析現象観察
• Author/Editor: 根本 剛; 大内 仁; 岡田 尚; 近藤 勲; 高橋 芳晴
• Author Heading: 根本 剛; 大内 仁; 岡田 尚; 近藤 勲; 高橋 芳晴
• Publication Date: 1992-02
• Publication Date (W3CDTF): 1992-02
• Alternative Title: None
• Periodical title: PNC TN8410 92-019
• Text Language Code: jpn
• Target Audience: 一般
• Note (General): 再処理プロセスの溶媒抽出に使用しているTBP-nドデカン系混合溶媒のソルトフリー分離・再生方法として,室温以下の低温技術(例えば,低温晶析法,凍結真空乾燥法等)による処理の可能性について技術開発を進めている。低温晶析法による分離・再生を検討する際,先ず混合溶媒系の固液平衡関係を明確にすると共に,晶析過程での結晶成長挙動を解明することが重要である。今回,室温から-100$^{\circ}C$まで制御可能な偏光光学顕微鏡を用いて,nドデカン,TBP,DBP及び$\gamma$線照射溶媒の結晶析出及び結晶融解過程についてビデオ撮影した画像によりその挙動を観察したその結果,(1)nドデカン及び$\gamma$線照射溶媒は針状結晶を形成するが,後者の$\gamma$線照射溶媒はnドデカンに比べて成長する結晶が小さい。(2)TBP,DBPともに結晶の成長は認められなかった。(3)降温過程でのnドデカンの結晶成長は,まず過冷却の段階を経て瞬時に結晶を析出し,その後温度降下と共に微量の不純物が徐々に析出する。一方,昇温段階では昇温と共に徐々に結晶が融解するが,試料中の不純物量(TBP等)に依存して,融点が約1$^{\circ}C$下がることが認められた。(4)nドデカンの晶析過程で取り込まれるTBPの挙動については明らかにできなかった。TBP-nドデカン系混合溶媒の晶析過程を初めてビデオによる映像化ができたことから,低温晶析法あるいは圧力晶析法による分離挙動の解析の役立つものと期待される。; None
• Source: /PNC-TN8410-92-019.pdf （fulltext）; https://jopss.jaea.go.jp/pdfdata/PNC-TN8410-92-019.pdf
• Access Restrictions: 限定公開
• Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• Original Data Provider (Database): 日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System

• Summary, etc.: 再処理プロセスの溶媒抽出に使用しているTBP-nドデカン系混合溶媒のソルトフリー分離・再生方法として,室温以下の低温技術(例えば,低温晶析法,凍結真空乾燥法等)による処理の可能性について技術開発を進めている。低温晶析法による分離・再生を検討する際,先ず混合溶媒系の固液平衡関係を明確にすると共に,晶析...