ガラス固化体中のナトリウム分析法開発(黒鉛カップ直接導入-ICP発光分析法)

• Material Type: 文書・図像類
• Title: ガラス固化体中のナトリウム分析法開発(黒鉛カップ直接導入-ICP発光分析法)
• Author/Editor: 菅沼 隆
• Author Heading: 菅沼 隆
• Publication Date: 1990-08
• Publication Date (W3CDTF): 1990-08
• Alternative Title: None
• Periodical title: PNC TN8410 90-076
• Text Language Code: jpn
• Target Audience: 一般
• Note (General): ガラス固化体中のナトリウム含有率は,ガラスの溶融性や浸出率など大部分のガラス特性に影響をおよぼすことから,固化体の品質保証上重要な分析項目である。従来,ガラス中のナトリウムは,ふっ化水素酸-塩酸などの混酸で試料を分解したのち原子吸光法や炎光分析法などの化学分析法によって定量されるが,腐食性試薬の取扱い制限から,セル内分析にこれらの方法を適用することは困難である。そこでガラス固化技術開発施設(TVF)における分析技術として,黒鉛カップ直接導入-ICP発光分析法(固体直接導入法)を検討し,ガラス固化体中のナトリウム直接定量として十分適用できることを確認した。この方法によれば,酸化ナトリウム含有率4.87$\sim$11.0\%のガラス標準試料による検量線は良好な直線性を示し,発光強度に対する相関係数は0.9990が得られた。また,本法の正確さ及び精度を模擬ガラス固化体(Na20含有率8.60$\sim$10.0\%)の分析試験によって評価した結果,化学分析法に対する定量値の偏りは,偏差率として+3.09$\sim$-4.07\%であり,この定量値の相対標準偏差は,1.76$\sim$3.20\%であった。; None
• Source: /PNC-TN8410-90-076.pdf （fulltext）; https://jopss.jaea.go.jp/pdfdata/PNC-TN8410-90-076.pdf
• Access Restrictions: 限定公開
• Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• Original Data Provider (Database): 日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System

• Summary, etc.: ガラス固化体中のナトリウム含有率は,ガラスの溶融性や浸出率など大部分のガラス特性に影響をおよぼすことから,固化体の品質保証上重要な分析項目である。従来,ガラス中のナトリウムは,ふっ化水素酸-塩酸などの混酸で試料を分解したのち原子吸光法や炎光分析法などの化学分析法によって定量されるが,腐食性試薬の取扱...