燃料棒急速加熱条件下における燃料過渡挙動の可視的研究

• Material Type: 文書・図像類
• Title: 燃料棒急速加熱条件下における燃料過渡挙動の可視的研究
• Author/Editor: 斎藤 伸三
• Author Heading: 斎藤 伸三
• Publication Date: 1981-10
• Publication Date (W3CDTF): 1981-10
• Alternative Title: Visual Investigation of Transient Fuel Behavior under a Rapid Heating Condition
• Periodical title: JAERI-M 9756
• Text Language Code: jpn
• Target Audience: 一般
• Note (General): NSRRでは反応度事故条件下における燃料挙動に関する実験的研究を進めているが、この度、実験時の燃料挙動を撮影する光学装置の開発に成功した。本装置を用いて実験を行った結果、これまでに明らかにされていなかったいくつかの現象が観察された。燃料の初期破損についてはこれまでクエンチ時の熱収縮による脆性破損と考えられていたが、この他に被覆管が赤熱中に縦割れのクラックを生じ破損することが撮影したフィルムから初めて判明した。これは被覆管の内面溶融により局部的に閉鎖された空間で内圧が上昇したためと思われる。また、膜沸騰は予想以上に激しく、膜厚は最大5~6mmと極めて厚い。これは従来の関係式からは説明出来ず、ジルカロイ-水反応により発生する水素の影響を評価したところ妥当な結果を得た。溶融した燃料が空気中に放出された場合の微粒化は、Weber数の評価から力学的衝突の効果によるものではなく、熱的効果によるものと評価された。
• Source: /JAERI-M-9756.pdf （fulltext）; https://jopss.jaea.go.jp/pdfdata/JAERI-M-9756.pdf
• Access Restrictions: 限定公開
• Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• Original Data Provider (Database): 日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System

• Summary, etc.: NSRRでは反応度事故条件下における燃料挙動に関する実験的研究を進めているが、この度、実験時の燃料挙動を撮影する光学装置の開発に成功した。本装置を用いて実験を行った結果、これまでに明らかにされていなかったいくつかの現象が観察された。燃料の初期破損についてはこれまでクエンチ時の熱収縮による脆性破損と考...