高レベル廃棄物の処分岩体および処分地層としての岩石の熱特性

• Material Type: 文書・図像類
• Title: 高レベル廃棄物の処分岩体および処分地層としての岩石の熱特性
• Author/Editor: 下岡 謙司; 石崎 寛治郎; 岡本 雅道; 熊田 政弘; 荒木 邦夫; 天野 恕
• Author Heading: 下岡 謙司; 石崎 寛治郎; 岡本 雅道; 熊田 政弘; 荒木 邦夫; 天野 恕
• Publication Date: 1980-12
• Publication Date (W3CDTF): 1980-12
• Alternative Title: Thermal Characteristics of Rocks for High-Level Waste Repository
• Periodical title: JAERI-M 9247
• Text Language Code: jpn
• Target Audience: 一般
• Note (General): 高レベル放射性廃棄物の地層処分において、廃棄物から発生する崩壊熱の岩石に及ぼす影響を考慮し、岩石の耐熱性の観点から廃棄物固化体の処分条件を設定することを目標に岩石の熱特性について検討した。我が国の地層を構成する代表的な岩石である珪藻土、流紋岩、変朽安山岩、砂岩、石灰岩、玄武岩、花崗岩、ゼオライト質岩、安山岩および凝灰岩に関して、比熱、熱伝導率、熱膨張率、一軸圧縮強度および示差熱分析等の熱物性を測定し、これらの結果に基づき処分地層としての岩石の耐熱性について高察を試みた。速報である。凝灰岩($>$1450$^{\circ}$C)、安山岩(1300$^{\circ}$C)、ゼオライト質岩(1250$^{\circ}$C)、花崗岩(1200$^{\circ}$C)、玄武岩(1150$^{\circ}$C)がかっこ内に示した融点まで比較的安定した耐熱性を有することがわかった。石灰岩は650$^{\circ}$Cで脱炭酸を生じ、珪藻土(200$^{\circ}$C)、流紋岩(450$^{\circ}$C)、砂岩(600$^{\circ}$C)、変朽安山岩(500$^{\circ}$C)はそれぞれの温度で分解が起こるので、これ以下の温度で工学的貯蔵をする必要がある。
• Source: /JAERI-M-9247.pdf （fulltext）; https://jopss.jaea.go.jp/pdfdata/JAERI-M-9247.pdf
• Access Restrictions: 限定公開
• Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• Original Data Provider (Database): 日本原子力研究開発機構 : JOPSS:JAEA Originated Papers Searching System

• Summary, etc.: 高レベル放射性廃棄物の地層処分において、廃棄物から発生する崩壊熱の岩石に及ぼす影響を考慮し、岩石の耐熱性の観点から廃棄物固化体の処分条件を設定することを目標に岩石の熱特性について検討した。我が国の地層を構成する代表的な岩石である珪藻土、流紋岩、変朽安山岩、砂岩、石灰岩、玄武岩、花崗岩、ゼオライト質岩...