日本語・満洲語・漢語の言語接触の研究 : オノマトペを中心に

• Material Type: 博士論文
• Title: 日本語・満洲語・漢語の言語接触の研究 : オノマトペを中心に
• Author/Editor: 王, 則堯
• Author Heading: 王, 則堯
• Alternative Title: Study of Language Contact on Japanese Manju gisun Chinese : Focusing on the Onomatopoeia
• Pages: 1-407
• Degree grantor/type: 大東文化大学
• Date Granted: 2021-03-22
• Dissertation Number: 甲第168号
• Degree Type: 博士(日本言語文化学)
• Text Language Code: und
• Subject Heading: 満文『玉堂字彙』; 『萬葉集』; 言語接触; 『詩経』; オノマトペ
• Target Audience: 一般
• Note (General): 本論文は、日本語、満洲語、漢語、三言語のオノマトペを中心とした言語接触の基礎研究である。主に、満和比較、漢和の比較の視点から、満文『玉堂字彙』、漢文『詩経』、和文『萬葉集』および宮沢賢治の童話作品におけるオノマトペについて検討した。 古代から現代に至るまで、日本語のオノマトペは音韻上でも、形態上でも絶えず変化し、使用する対象（意味）も変わってきた。「さらさら」を例にすれば、「風が葉っぱをサラサラと鳴らす」「川がサラサラと流れる」「お茶漬けをサラサラと食べる」「紙にサラサラと書く」「サラサラとした髪」などさまざまな意味用法がある。しかし、「さらさら」は、最初から多義語ではないはずだと思われる。どれが先駆けて使用されたのかに関しては、文献を遡り、一つ一つ確認しないと断言しかねる。最初は音声の描写として生まれたのち、物事の状態としても使用され始めたと思われるが、新たなオノマトペが生まれる際に、その背景または原点とされるものが唯一である。そこから、物事の状態など使用範囲が徐々に広がり、原点と似たような場面でも使われ始めるのではないかと思われる。
• Access Restrictions: インターネット公開
• Data Provider (Database): 国立情報学研究所 : 学術機関リポジトリデータベース（IRDB）（機関リポジトリ）; https://irdb.nii.ac.jp
• Original Data Provider (Database): 大東文化大学 : 大東文化大学機関リポジトリ

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