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Bibliographic Record
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- Material Type
- 文書・図像類
- Author/Editor
- 山口, 健太郎
- Author Heading
- Text Language Code
- jpn
- NDC
- Target Audience
- 一般
- Note (General)
- type:text研究種目:科学研究費補助金基盤研究(C)報告年度:1999年度研究課題番号:10671983研究概要:本年度は,前年までの結果をふまえて更なるrefinementを行った.即ち,ネブライジングガスである窒素は冷却装置にて-20℃まで冷却し、脱溶媒プレート温度も低温(0℃以下)に調整した。Coldspray用試料の濃度は約0.1mM、流速は7mL/hr、ニードル電圧は3kV、オリフィス電圧は30V、リングレンズ電圧は60V、イオンガイド電圧は-4V、分解能は1000に設定し、磁場スキャンにて測定を行った。迅速X線結晶解析装置は、2次元検出器であるイメージングプレートを装備したRAXIS-IIC(RIGAKU)及びCCD検出器を用いた。アルゴン置換したSchlenk管にTHF溶液のGrignard試薬を入れ、析出した単結晶を用いて、100KにてX線結晶解析を行った。またX線源はMoKα(λ=0.71070Å)を用いた。Cold ESI-MSで観測されたTHF溶液のGrignard試薬のイオン組成は、Schlenk平衡構造の一部である[RMg_2X_3(THF)n-H]^+(n=5,6,7)またはネブライジングガスである窒素と反応した[NMg_2X_2(THF)n]^+であった。さらに迅速X線結晶解析より、MeMgClではMe_2Mg_4Cl_6(THF)_6、t-BuMgClでは{[Mg2Cl3(THF)6]^+・[t-BuMgCl2(THF)]^-}およびPhMgClでは{2[Mg_2Cl_3(THF)_6]}^+・[Ph_4Mg_2Cl_2]^<2->}の新規分子種の構造を決定した。まだこれらはすべてSchlenk平衡構造の一部であった。一方、t-BuMgClとPhMgClの分子構造に非常に短いMg-Mg結合を見いだした。Cold ESI-MSおよび迅速X線結晶解析によるGrignard試薬の構造解析の結果、これらがSchlenk平衡構造の一部であることを改めて確認した.本年度の研究により低温スプレーイオン化法が確立された.
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- 限定公開