中世王朝物語史論. 上巻

• Material Type: 図書
• ISBN: 4-305-70225-8
• Title: 中世王朝物語史論
• Title Transcription: チュウセイ オウチョウ モノガタリシ ロン
• Volume: 上巻
• Author/Editor: 辛島正雄 著
• Author Heading: 辛島, 正雄, 1955- カラシマ, マサオ, 1955- ( 00711780 )Authorities
• Publication, Distribution, etc.: 東京 : 笠間書院
• Publication Date: 2001.5
• Publication Date (W3CDTF): 2001
• Extent: 357p
• Size: 22cm
• Place of Publication (Country Code): JP
• Text Language Code: jpn
• Subject Heading: 物語文学 モノガタリブンガク ( 00567834 )Authorities
• NDC 9th ed.: 913.41 : Nipponese literature--Fiction. Romance. Novel
• NDLC: KG172
• Target Audience: 一般
• Price: 8000円
• Holding library: 国立国会図書館
• Call No.: KG172-G18
• Data Provider (Database): 国立国会図書館 : 国立国会図書館蔵書; https://ndlsearch.ndl.go.jp
• Bibliographic ID (NDL): 000003073341; http://id.ndl.go.jp/bib/000003073341
• National Bibliography No. (JPNO): 20252969
• Cataloging Rule: Nippon Cataloguing Rules 1987 Revised Edition
• Bibliographic Record Category (NDL): 111

• Summary, etc.: 上巻では「今とりかへばや」「我身にたどる姫君」を中心に考察。物語史上の位置を明らかにし〈女の物語〉としての作品の特質を捉える。物語の現実を直視した衝撃的かつ真摯な論を展開。研究の新局面を切り拓く。(Provided by: 出版情報登録センター（JPRO）)
• Author introduction: 辛島 正雄 1955年山口県出身。九州大学大学院博士後期課程中退。九州大学大学院人文科学研究院助教授。著書に「中世王朝物語全集 小夜衣」がある。(Provided by: 出版情報登録センター（JPRO）)

Table of Contents

第Ⅰ部　『今とりかへばや』論一　『今とりかへばや』における『源氏物語』摂取（その一）　四の君密通事件の場合二　『今とりかへばや』における『源氏物語』摂取（その二）　四の君密通事件その後三　『今とりかへばや』における『源氏物語』摂取（その三）　女中納言の吉野訪問補説　吉野の宮の経歴　『御津の浜松』との関係について四　『今とりかへばや』序説　古本からの飛翔五　『今とりかへばや』の人物と構造　《竹取物語》の影六　『今とりかへばや』の定位　異端と主流の間余説　『今とりかへばや』小考　「宇治の橋姫」の呪縛七　〈女の物語〉としての『今とりかへばや』　女中納言と四の君と第Ⅱ部　『我身にたどる姫君』論一　『我身にたどる姫君』読解小考　徳満澄雄著『我身にたどる姫君物語全註解』に寄せて二　『我身にたどる姫君』における二つの女系　対立と融和の〈年代記〉三　『我身にたどる姫君』の女帝（その一）　物語史上の位置四　『我身にたどる姫君』の女帝（その二）　〈かぐや姫〉の系譜から五　〈女の物語〉としての『我身にたどる姫君』　女帝と前斎宮と付説　『我身にたどる姫君』研究史　昭和五十七（一九八二）年まで第Ⅲ部　〈女の物語〉論・断章一　〈女の物語〉論のために　「世の中」の基底二　『在明の別』覚書　女院の〈かぐや姫〉的性格について三　『虫めづる姫君』管見　「かは虫」と〈少女〉四　『無名草子』の思惟と方法　女が女を論ずることの基底