奇魂 : 奇魂

• Material Type: 文書・図像類
• Title: 奇魂 : 奇魂
• Title Transcription: クシミタマ
• Author/Editor: 佐藤方定（神符満・鶴城） : サトウノリサダ
• Publication Date: 1857
• Publication Date (W3CDTF): 1857
• Extent: 2; 26.0/18.5
• Text Language Code: jpn
• Target Audience: 一般
• Note (General): タイトル注記 : 原題簽左肩双辺「奇魂〈一名尚古医典〉 一（二）」。見返題「奇魂〈一名尚古医典〉 初篇全二冊」。内題「奇魂」。; 旧目録『奇魂』『備急八薬新論』を、「奇魂」として一括する（別々の製本出来）。黄檗色表紙。四周単辺１０行。丁付、巻１：（前遊紙１丁あり）、一～十六、目録、一～四十八終、巻２：一～四十九終、一～二（蔵板目録）。○見返の惹句「こは即今所謂和方家者流の書とは大に異にして漢紅毛の法にて治し難とする中風労瘵等其他の諸篤疾を治る事を得られて終に皇国の医道を復古し実事に用る諸方術等の神代より今に伝来たり徴を挙け医風変化医薬名義医道濫觴気候病原養生診候法等皆古伝説に原き漢籍の是非を論定し古今未発の考ありて総て医術に関る事を委したる珍書なれは医家は云も更也解難かりし古義言語も説れたれは学者読給はゝ必大益を得たまふべし」。「蔵板書目」の「著述之部」に「奇魂〈一名尚古医典〉〈神代ヨリ医道ノ伝来ヲ論ス〉二冊〈刻成〉」。○「養生法」の項に「…我身に在ル物なから、精神（タマ）を鎮ひ和ること、神に仕るが如して、穢さす傷めさる事を専とし、かつ五穀を多く、酒（キ）と菜（ナ）とを少く、肉（シヽ）を稀に、鹹（シホ）を淡く食て、色に荒まず身を活動（ハタラカ）すへし」。「薬方」の項に近年刊行された『大同類聚方』『金蘭方』を何れも偽書と考証する。「灸法」の項の頭書補注「頃、徒然草百四を読に、灸（ヤキビ）と云リ、又穢と云は、近世云出し説也とて、拾芥抄、灸七日穢云々を、捨て、也足軒の説を取、共に我説に合」「或曰紅毛には素〔な〕かりしを近頃出来しクワーリンと云書の脚気篇にモグサブランドと云方を論たるは皇国より伝たる也モグサは即此方の語ブランドと云は灸（ヤク）と云意也と云り」。; カテゴリ名 : 無し; 資料の種別 : 医学 和方; 資料の分類 : 和書－医学 和方; 公開範囲 : デジタルコンテンツなし
• Collection (particular): （全）,和
• Rights (production): 該当なし
• Holding library: 西尾市岩瀬文庫
• Library (Source): 来歴 : 印記「水谷蔵書」（朱長方印）。; 原本の所在 : 西尾市岩瀬文庫
• Data Provider (Database): TRC-ADEAC株式会社 : デジタルアーカイブシステムADEAC; https://trc-adeac.trc.co.jp/
• Original Data Provider (Database): 西尾市岩瀬文庫 : 古典籍書誌データベース

• Contents: 医学論書。従来からある古方、後世方、和方、紅毛医学を批判し、皇国の古風による「神随（カムナガラ）」の医術を主張する。漢字かな交じり。巻１：総論、医薬名義〈并医風変化／附本道弁〉、医薬濫觴、祭法、気候論、養生法〈兼神祇官八座神徳／酒食気血名義考〉、病原論〈并病名考〉、診候法、巻２：薬方〈并用薬弁／書籍...
• Analysis: 見返に「天保辛卯（２年）秋新刻／佐藤民之助著／（惹句あり）」。巻頭に水戸斉昭題歌あり、全文「奇魂てふ書を読て／斉昭／大穴牟遅少名御神の教へりしくすしき道をいかで忘れむ」（陰刻、自筆模刻）、附記あり、末に「安政四年といふ年十二月朔はかり 〈吾嬬の遠の御門により合て仕奉るくすし〉久保季茲」。文政７年霜月...