長恨歌図鈔 : 長恨歌図抄

• Material Type: 文書・図像類
• Title: 長恨歌図鈔 : 長恨歌図抄
• Title Transcription: チョウゴンカズショウ
• Author/Editor: 狩野山雪・狩野永納画 : カノウサンセツ・カノウエイノウ
• Publication Date: 1677
• Publication Date (W3CDTF): 1677
• Extent: 5; 26.5/19.0
• Text Language Code: jpn
• Target Audience: 一般
• Note (General): タイトル注記 : 第２・４冊の原題簽存（中央無辺）。; 縹色表紙、卍繋地・牡丹唐草文（空押）。半丁８行。挿画に朱・紅・茶色等の手彩色あり、後人の所為か。○『日本漢文学大事典』によれば、附録「長恨歌和文」は三条西実隆の作ではなく『唐物語』よりの引用。○国書ＤＢによれば、バークレー大東アジア図書館本『長恨歌図鈔』にも「松浦平吉開」の朱印あり、刊記印か。松浦平吉は不詳。○本書は延宝３年刊『新増書籍目録』の天和３年増補改訂版に「五 長恨歌図抄」として初出。正徳５年刊『書籍目録大全』に「〈五／上村〉同（長恨歌）図抄 八匁」。○チェスター・ビーティー・ライブラリィに狩野山雪画「長恨歌図」（原題簽外題）あり。複製本（平成１８年、勉誠出版刊『長恨歌画巻』）によれば、絹本、極彩色の絵巻物巻子本上下２巻、奥書「狩野氏累世山雪始図之（朱印「蛇足軒」「桃源子」「山雪」）」。詞書はなし。絵巻と版本とを比較するに、版本は基本的に絵巻の構図に拠っているが、人物や背景を大幅に省略するなど、精密な模写ではない。版本には「行宮見月傷心色」「春風桃李花開日／秋露梧桐葉落日」「西宮南苑多秋草／落葉満堦紅不掃」「梨園弟子白髪新」「鴛鴦瓦冷霜華重」「雲鬢半偏新睡覚」など絵巻にはない場面の図があり、一方絵巻にある「九重城闕煙塵生」（宮殿の炎上）や「宛転蛾眉馬前死」（楊貴妃の絞殺）などの場面は版本にはない。; カテゴリ名 : 無し; 資料の種別 : 準漢籍; 資料の分類 : 和書－準漢籍－集部 別集類 唐五代; 公開範囲 : デジタルコンテンツなし
• Collection (particular): （全）,漢
• Rights (production): 該当なし
• Holding library: 西尾市岩瀬文庫
• Library (Source): 来歴 : 印記「若樹文庫」（林若樹）。; 原本の所在 : 西尾市岩瀬文庫
• Data Provider (Database): TRC-ADEAC株式会社 : デジタルアーカイブシステムADEAC; https://trc-adeac.trc.co.jp/
• Original Data Provider (Database): 西尾市岩瀬文庫 : 古典籍書誌データベース

• Contents: 長恨歌の絵本・注釈書。絵図は全て見開図で、第１冊：８図、第２冊：１０図、第３冊：９図、第４冊：６図、第５冊：２図。本文は原文を１句宛掲げ（訓点・フリガナ入り）、漢字かな交じりの講釈を付す。冒頭部「漢皇重色思傾国／これは唐皇といふへきをかんくわうと申は白楽天は唐の代の人なれは当代をはゝかりて漢皇とかき...
• Analysis: 注釈書の原序３丁あり（「長恨歌の起」を記す）。附録「長恨歌和文」の末に附記「右文章は逍遥院実隆公御作也といひ伝侍るなり」。自跋全文「此画図は慈父それがし古きをあつめあたらしきををぎなひてかきあらはしたる物也猶あらまほしきは予もかきつゞけり詩の抄はいづれの人の作れりともしらずこれも久しく家にとゞめ置け...