旧本伊勢物語・伊勢物語考異 : 楷書勢語

• Material Type: 文書・図像類
• Title: 旧本伊勢物語・伊勢物語考異 : 楷書勢語
• Title Transcription: キュウホンイセモノガタリ・イセモノガタリコウイ
• Author/Editor: 建部綾足（綾太理）校訂 : タケベアヤタリ
• Extent: 3; 26.5/18.8
• Text Language Code: jpn
• Target Audience: 一般
• Note (General): タイトル注記 : 書名は版本の原題簽「旧本伊勢物語 上（下）」「伊勢物語考異 全」による。旧書名・後補書題簽・序題「楷書勢語」。内題「伊勢物語巻上（下）」「伊勢物語巻上（下）考異」。国書総目録題「伊勢物語〈真名本〉」。; 表紙、黒地に卍繋ぎの型押し。半丁１１行。○東下りの段に隅田川についての補注付箋あり、全文「すみた川は已に古今集にしかあればこゝ也とのみ我も人もおもへり然るに更科の日記に下つふさの国とむさしの境にてふとゐ川といふかゞみの瀬まつざとの津にとまりて〈中略〉野山芦荻をわくるより外なくてむさしと相模の中に居てあすた川といふ在五中将のいさことゝはんとよみける渡り也中将の集に角田川とあり舟にに（ママ）て渡りぬれば相模の国になりぬ云々といへりこは所のものゝをしへたるまゝに書しか土人（くにびと）の伝へたるには大きによしあしの侍るめり又京人のきゝ伝へたるも必よしとのみも云がたしされば此次の条のさま今有ごとくては前後とおほゆるにつきてひか意の旨を下にしるす別の所に（櫛形の符合）とある印の文よりつゝきて猶おもふに右に引たる日記のことくもとは相模の国と武蔵とのあはひなるあすた川を云つらんを後人古今集の詞書によりて武蔵と下総のははひと改めつるにや此文にむさしとしもつふさの云々とあらんにはいかて彼日記にしか書ん此暦（ふる）る所々のついてに依にもむさしには年歴たる様に出るにも日記のことくならんをおほゆ猶已にいへるが如し」（『伊勢物語古意』による）。○筆蹟サンプル画像へのリンクあり。; カテゴリ名 : 無し; 資料の種別 : 文学 国文; 資料の分類 : 和書－文学 国文 小説 古物語附擬古物語; 公開範囲 : デジタルコンテンツなし
• Collection (particular): （全）,和
• Rights (production): 該当なし
• Holding library: 西尾市岩瀬文庫
• Library (Source): 来歴 : 印記「近重蔵書」（朱方印）・「南陽堂」（朱小長方印）。; 原本の所在 : 西尾市岩瀬文庫
• Data Provider (Database): TRC-ADEAC株式会社 : デジタルアーカイブシステムADEAC; https://trc-adeac.trc.co.jp/
• Original Data Provider (Database): 西尾市岩瀬文庫 : 古典籍書誌データベース

• Contents: 伊勢物語の本文を万葉仮名風の漢字で表記した書。序によれば、「二酉陳編」（大量の古書）を捜索して獲た写本に基づく本文で、坊間の国字本と比較するに「文義精確」であるため、欠を補い誤を校訂して公刊したもの。諸本との異同を示した「伊勢物語考異」１冊を付す。第１～２冊には朱・墨による補注書入が多数あり、冒頭の...
• Analysis: 明和５年冬至、金龍雄杜多序。中冊巻首「綾太理校訂」。下冊「伊勢物語考異」：綾太理凡例。版本は明和６年初秋、風月荘（庄）左衛門刊。書写識語なし。巻１前遊紙表に墨書付箋「此楷書勢語三冊ハ古義軒翁若年ノ自筆ナリ珍重ス可シ 明治三十六年十一月廿九日 近重八潮彦識ス」、古義軒は鹿持雅澄。(Provided b...