長期統計の調べ方(台湾・香港)

台湾・香港の長期統計を調べるためのツールをご紹介します。
【 】内は当館請求記号で、特に記述のないものは、すべて中国語資料です。また、資料タイトルから収録期間が把握できない資料には、資料にデータが収録されている最古の年と、最新の年を記載しています。

1.台湾

1-1.現代(1945-)

ここでは、主に第二次世界大戦後を対象とする長期統計資料をご紹介します。

  • 總體統計資料庫Leave the NDL website. (行政院主計處)
    台湾の公的な統計をまとめたウェブサイト、中華民國統計資訊網Leave the NDL website. のコンテンツの一つです。單表查詢Leave the NDL website. 又は跨表查詢Leave the NDL website. で、社会、経済、産業、教育、環境など様々な分野について、長期的な統計データを抽出し、閲覧・ダウンロードすることができます。収録期間は統計により異なりますが、最も古いもので1951年以降のデータを取得できます。
  • 『台湾』(東アジア長期経済統計 ; 別巻 2)(勁草書房 2002【DT331-G8】)
    日本語資料です。分析編、統計編の2部構成で、巻末に参考文献一覧と索引を付しています。
    分析編では、その中を6章に分けて、工業、貿易、中小企業、労働市場、農業といった観点から、台湾の経済発展過程を分析しています。
    統計編では、その中を、人口、労働力・賃金、国民経済計算、工業、農業、エネルギー、交通・通信、貿易、直接投資、金融、財政、物価、教育・その他の13章に分け、統計データを掲載した上で、統計の収集・作成手法についての説明を付しています(14章)。
    収録期間は、1950年ごろから1997年までです。
  • 『アジア長期経済統計. 1 (: 台湾 = Taiwan)』(東洋経済新報社 2008【YU7-J947】)
    日本語資料です。国民経済計算の構成を念頭において作成された資料です。記述編と統計編の2部構成で、巻末に、台湾経済関係主要統計資料一覧、引用文献、索引を付しています。
    記述編では、基礎資料の状況、加工方法、加工統計を利用した簡単な分析を掲載しています。
    統計編では、人口、労働力、各産業の生産活動、財政・金融・物価、民間消費支出、国内総資本形成、貿易収支、国民経済計算といった項目について、統計データを掲載しています。
    収録期間は、1900年ごろから2000年ごろまでで、20世紀全般がカバーされています。

1-2.日本統治期(1895-1945)

ここでは、日本統治期の台湾に関する長期統計資料をご紹介します。

2.香港

  • 『香港經濟貿易統計彙編 : 1947〜1983』(華潤貿易咨詢有限公司 1984【DT733-C3】)
    香港経済の全般的状況と、主要経済部門の状況に関する統計資料です。生産総値・人口・就業および経済構造、対外貿易、工・農・漁・鉱業、住宅・建築業、運輸・通信、財政・金融、旅行、その他の8章構成です。
  • 『香港的發展(1967-20079) : 統計圖表集』Leave the NDL website. (香港特別行政區政府統計區 2008)
    中国語・英語併記資料です。香港における社会・経済環境の変化を描写することを目的として、人口、労働、賃金・所得、国民所得・国際収支、貿易、商工業など幅広いテーマに関する統計図表約140点を収録しています。