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クラシック音楽作品の日本初演を調べる

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音楽・映像資料室 作成

クラシック音楽作品の日本初演を調べるには、以下のような資料があります。
【 】内は当館請求記号です。

1.初演の情報を掲載した資料

  • 秋山竜英編著『日本の洋楽百年史』(第一法規出版 1966【762.1-A385n】)(国立国会図書館デジタルコレクション
    「資料」に明治5(1872)年~昭和20(1945)年までの演奏会プログラムと批評を掲載しています。
    巻末に初演曲索引がありますが、曲数は多くありません。
    「資料」に初演の記載があっても、索引に収録されていない曲が多数あります。
  • 木村重雄『現代日本のオーケストラ : 歴史と作品』(日本交響楽振興財団 1985【KD191-H36】)
    索引のうち、「作曲家」編では人物ごとに作品名も項目となっています。
    本文中で日本初演について言及されているものも多くあります。
  • 「作曲家別名曲解説ライブラリー」シリーズ(音楽之友社 1992-1996)
    『マーラー』(作曲別名曲解説ライブラリー;1)【KD233-E114】 ほか
    各巻に主要作品の日本初演データがあります。
  • 楢崎洋子編著『日本の管弦楽作品表 : 1912~1992』(日本交響楽振興財団 1994【KD279-E44】)
    日本人作曲家の作品を掲載。「初演年順作品年表」、「作曲者別作品表」からなります。
    後者には初演年月日、演奏団体、会場などを掲載しています。
  • 『日本指揮者協会創立50周年に寄せて : 1950~』(日本指揮者協会 2005【KD6-H39】)
    「海外作品日本初演記録」がpp.161~182に掲載されています。
  • 『日本の作曲』
    1990-1999(サントリー音楽財団 2001【KD191-G30】)
    2000-2009(サントリー音楽財団 2011【KD191-J28】)
    2010-2019(サントリー芸術財団 2022【KD191-M64】)
    期間中に発表された日本人作品のうち、各年ごとにピックアップした作品について批評家がコメントを付しています。巻末には、紹介された作品が「作品一覧」として掲載されており、「作品一覧」には作曲年、楽器編成などの情報のほか、初演(年月日、場所/演奏者)が掲載されています。
    サントリーホールディングス株式会社のサイトでは当館未所蔵の「1969-1989年」から最新のものまでPDFで公開されています。
    出版事業「日本の作曲家」「日本の作曲家の作品」Leave the NDL website.

2.その他演奏記録を収録した資料

  • 小川昂編『新編日本の交響楽団定期演奏会記録』1927~1981追補1982-1991追補1992-2000(民主音楽協会音楽資料館 1983-2002【KD2-124】)
    日本・外国の作曲家の作品ごとに演奏記録(年代順)を掲載しています。
  • 東京芸術大学百年史刊行委員会編『東京芸術大学百年史 演奏会篇』(音楽之友社 1990-1993【FB22-E37】)
    第1巻:明治21年~大正15年
    第2巻:昭和2年~昭和27年
    第3巻:昭和24年~昭和63年
    年代順に音楽会プログラム・批評を掲載。索引はプログラム中の作曲者および演奏者名のみで、曲名から引くことはできません。
  • 谷村政次郎『日比谷公園音楽堂のプログラム : 日本吹奏楽史に輝く軍楽隊の記録』(つくばね舎 2010【KD283-J6】)
    初演の明治38(1905)年から昭和19(1944)年までの、陸軍軍楽隊・海軍軍楽隊・外国軍楽隊などによる演奏プログラムを収録しています。巻末には作曲者名から各作品の初演年月日を調べられる「作曲者別作品等一覧」が掲載されています。
  • 『演奏年鑑』(日本演奏連盟 年刊【Z42-34など】)
    全国都道府県の会館・ホールの演奏会記録が掲載されています。

この記事で紹介したインターネット情報の最終アクセス日は2023年11月6日です。