アニメに関する参考図書
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音楽・映像資料室 作成
ここでは当館所蔵資料の中から、アニメに関する参考図書類を紹介します。【 】内は当館請求記号です。
1. アニメ全般
- スティングレイ,日外アソシエーツ株式会社 共編『アニメ作品事典:解説・原作データ付き』(日外アソシエーツ 2010 【KD2-J46】)
1917年から2010年4月までに日本国内で公開、放送、発売されたアニメの情報をまとめた事典です。作品タイトル、作品の解説や原作となる図書の情報のほか、メディア種別、原題、製作年、公開・放送・発売年月日、製作国、監督・演出、脚本、キャラクターデザイン、作画監督、声優、音楽といった情報が含まれています。巻末には公開年順、原作者順の索引がついています。 - 山口且訓,渡辺泰著,プラネット 編『日本アニメーション映画史』(有文社 1978 【KD745-3】)
前半は日本アニメの歴史が図版付きでまとめられ、後半は資料編となっています。資料編では、1917年から1977年6月までの日本で製作されたアニメについて、タイトル、製作、作画、撮影、音楽、原作、長さ、フィルム長、あらすじ、解説等の情報が収録されています。また、テレビアニメリスト一覧表では、タイトル、放送局名、製作、放送開始日・終了日、1話当たりの長さ、制作本数、カラー・モノクロの別が掲載されています。 - 津堅信之『日本アニメーションの力:85年の歴史を貫く2つの軸』(NTT出版 2004 【KD745-H51】)
大正時代から現在に至るまでの日本アニメの歴史と現状を、図版を交えつつ、2つの軸を示すという視点からまとめた本です。巻末にアニメーション略年表が掲載されており、アニメ映画界の国内・海外の動きと国内外のその他の動きが一覧できます。 - 山口康男 編著『日本のアニメ全史:世界を制した日本アニメの奇跡』(テン・ブックス 2004 【KD745-H71】)
日本アニメの誕生と戦後のテレビアニメの隆盛といった日本アニメの歴史をカラー図版とともにまとめています。巻末には、アニメ用語集、アニメ年表、主要民放テレビ放映アニメとNHKテレビ放送アニメの線表が付いています。 - リスト制作委員会 編『Animageアニメポケットデータ.2000』(徳間書店 2000 【KD745-G383】)
1999年12月現在までの1,451のテレビアニメ、980の劇場アニメ、1,627のOVAアニメ、730人のスタッフ、700人のキャストデータが掲載されています。作品のデータは、タイトル、放映年月日、製作会社、放映局、演出家、作画、発売元です。作品のタイトル表記が初放映(公開、発売)時の画面表示に準拠しているのが特徴です。その他、「世界初のアニメ」「日本初のCMアニメ」等の、アニメに関する世界初・日本初を採り上げるコラムや、アニメスタジオのプロフィールのコラムも載っています。第2章の「アニメデータライブラリー」には、1999年当時のテレビアニメ最高視聴率ランキング等のランキングデータ・受賞データがまとめられています。 - 『マンガ・アニメーション研究マッピング・プロジェクト報告書』(森ビル 2013 【KD745-L47】)
文化庁の委託業務として森ビル株式会社が実施した、平成24年度メディア芸術情報拠点・コンソーシアム構築事業の成果を取りまとめた報告書です。本報告書では、マンガ・アニメに関する国内外の主要な研究者や書籍を、それぞれ「マンガ研究者・評論家リスト」「アニメーション研究のためのブックガイド」としてまとめています。同事業のサイト「メディア芸術カレントコンテンツ」のページに平成25年版、平成27年度の報告書が公開されています。また、「文化庁メディア芸術連携促進事業」の一環として、平成27年度から令和元年度にわたって実施されたプロジェクト「研究マッピング」の成果として制作されたマンガ・アニメーション・ゲーム・メディアアートの4分野における「研究の手引き」も公開されています。(参照日:2020-8-21) - 『日本TVアニメーション大全』(世界文化社 2014 【KD745-L120】)
日本のテレビアニメーションの総覧として、1963年から2013年までの50年間に放映されたアニメ番組3,500作品強が、放送リストと作品解説にまとめられています。放送リストでは番組の放送日、話数、原作者等、制作会社、放送局を調べることができます。作品解説はカラー図版付きで、豊富なコラムやインタビュー記事等も充実し、読み物としての体裁も備えています。また、巻末には作品タイトルから放送年月を調べるための索引と放送リスト・作品解説の索引があり、参考文献も収録されています。 - 『アニメの教科書(テキスト)』(アニメ人材育成・教育プログラム製作委員会 2008 【YU9-J420】)
本編(第1編「日本のアニメ産業」、第2編「アニメの制作」、第3編「作画の基礎/仕上・美術」)と付属資料(DVD)の第4編「原画素材集」で構成され、アニメ産業の歴史からアニメ制作の基礎知識や技法などが体系的にまとめられています。 - 神村幸子『アニメーションの基礎知識大百科(増補改訂版)』(グラフィック社 2020 【KD745-M98】)
アニメ制作のための入門書です。「第1章 アニメーションはこうしてできる」「第2章 アニメーションの企画書はこうしてできる」「第3章 アニメーションの制作進行ドキュメント」「第4章 デジタル作画」「第5章 アニメーション用語集」「第6章 付録」で構成されており、実践的な内容で技法や用語などを解説しています。 - 日本動画協会人材育成委員会 監修・著作『アニメーション用語事典』(立東舎 2019 【KD2-M4】)
アニメーション制作工程における1,000以上の用語を、「作画・演出」、「色彩・美術」、「CG」、「ソフトウェア」など8つのカテゴリーに分けて解説しています。
2. アニメ主題歌・声優
- 松山祐士 編著『ピアノでうたうアニメ・ソング大百科』v.1(1963-1985)・v.2(1986-2004)(ドレミ楽譜出版社 2004 【YM311-H1298】)
1963年から2004年7月までのテレビアニメの年表が掲載されており、タイトル、主題歌、放送開始日、放送局、製作会社で構成されています。また、主要な作品の主題歌の楽譜が収録されています。 - 日本音声製作者連盟 企画・監修『日本音声製作者名鑑:アニメ・洋画・ゲーム・ネットコミック声優・制作スタッフのすべて 2007』(小学館 2007 【KD9-H58】)
2007年1月現在の国産アニメ、外画、ゲーム等のキャスト(声優、俳優、ナレーター)が男女別50音順で収録されており、また、スタッフも職種ごと(翻訳、脚本、演出・音響監督、選曲・音響効果、ミキサー)に50音順で収録されています。キャストの収録項目は、芸名、顔写真、所属プロダクション、生年月日、出身、趣味・特技、方言、声質・音域、出演作品です。スタッフの収録項目は、氏名、生年月日、所属、住所等連絡先、趣味・特技、代表作品等です。 - 『声優名鑑』(成美堂出版 1999 【KD9-G26】)
1998年5月現在の声優1,894人が男女別50音順に収録されています。収録項目は、芸名、顔写真、所属プロダクション、生年月日、出身、出演作品です。声優養成学校の紹介もあります。「データ篇」では1917年から1998年までのアニメ映画タイトルと公開日、1963年から1998年までのテレビアニメタイトルと放送開始日、プロダクションのリストが載っています。 - 『声優事典』(第2版 キネマ旬報社 1996 【KD9-G5】)
1995年12月現在の声優1,785人が男女別50音順に収録されています。収録項目は、芸名、本名、顔写真、所属プロダクション、生年月日、出身、出演作品です。巻末には、1917年から1994年までのアニメ映画タイトルと公開日、1963年から1994年までのテレビアニメタイトルと放送開始日、1983年から1994年までのOVAタイトルと発売日のリストや、1992年から1994年までのアニメ主題歌等のCDシングル・アルバムのタイトル、発売日、発売番号等をまとめたリスト、プロダクション・アニメショップ一覧があります。
3. 海外作品
- スティーヴン・キャヴァリア『世界アニメーション歴史事典』(ゆまに書房 2012 【KD745-J201】)
日本や欧米だけでなく、世界各国で製作された、様々な媒体のアニメ作品を時系列で紹介する事典です。全ページにカラー図版が掲載され、作品名、監督、国、あらすじ、製作者、アニメに用いられた技術等の情報をまとめています。主要なアニメーターや制作者のバイオグラフィーも掲載されています。 - Jeff Lenburg, "The encyclopedia of animated cartoons"(3rd ed. Facts on File, 2009 【KD2-B142】)
1897年以降のアメリカ作品を中心とした映画・テレビアニメ3,100作品が収録されており、サイレント、長編、テレビアニメ、アカデミー賞・エミー賞の受賞・ノミネート作品で分類されています。収録項目は、監督、製作者、アニメーター、声優、キャラクター、製作年、公開日等です。 - レナード・マルティン『マウス・アンド・マジック:アメリカアニメーション全史』上・下(楽工社 2010 【KD745-L10】)
1987年に刊行された本の邦訳版です。アメリカの著名なアニメキャラクターの誕生秘話や、アニメ技術の発展等、サイレント時代から現代に至るまでのアメリカアニメ史を、関係者へのインタビューや豊富な図版とともにまとめています。巻末には総索引のほか、1987年時点でのディズニーの劇場公開短編アニメのリストや、日本発売版を中心としたDVDリストが載っています。
4. アニメ産業の動向
- 増田弘道『アニメビジネスがわかる』(NTT出版 2007 【KD745-H195】)
アニメ産業の規模、テレビ、劇場等の始業規模等のアニメビジネスの概要や、日本アニメの成長要因と問題点等を、「TVアニメグロス放映市場」「劇場アニメネット放映市場」「アニメパッケージ売上の推移」等の様々なデータを交えて解説しています。 - 谷口功,麻生はじめ『最新アニメ業界の動向とカラクリがよ~くわかる本:業界人、就職、転職に役立つ情報満載』(第3版 秀和システム 2020 【KD745-M139】)
アニメビジネスの歴史、業界・市場の現状、アニメに関する仕事の内容等が図表を用いてまとめられています。資料編として、テレビアニメ、OVA、玩具の発売情報、劇場用のアニメ作品、漫画誌の創刊情報等、アニメに関する事項を1つにまとめたアニメビジネス年表が掲載されています。 - 『アニメ産業レポート』(日本動画協会 【KD745-M206】ほか)
前年のアニメ産業の調査および統計・分析がまとめられており、テレビアニメ、劇場アニメ、ビデオパッケージ、配信、商品化等二次利用、広告活用、アニメ音楽等の各分野についても解説しています。
5. その他
- 『アニメLD大全集:'81-'97全作品・データ総覧』(メタモル出版 1997 【KD745-M83】)
1981年から1997年7月までのアニメLD、TV特撮LDの全て4,500タイトルが50音順に掲載されています。掲載項目は、タイトル、製作年・制作国、作品内容、スタッフ・キャスト、発売元、販売元、時間、製品番号、価格、発売日、ディスク仕様です。1996年7月から1997年6月までに発売された作品についてはジャケット写真も付いています。 - 『マンガ・アニメ文献目録』(日外アソシエーツ 2014 【KC1-L1】)
漫画・アニメの評論や研究、21,158点を採録した文献目録です。採録の対象は、1945年から2013年までに日本国内で発表された、日本および海外の漫画・アニメに関する概論、史論、作家・作品論、年譜、年表、書誌等となっています。巻末に事項名索引、著者名索引、収録誌名一覧があります。 - 『漫画・アニメの賞事典』(日外アソシエーツ 2012 【KC2-L1】)
国内外の漫画やアニメに関する賞の概要、受賞情報をまとめた事典です。主要な国内の79賞、海外の15賞が収録されており、賞ごとにその概要や歴代受賞者・受賞作品を一覧できます。巻末に受賞者名索引と作品名索引があります。 - 『アニメチラシ大カタログ:邦画版』(勁文社 2000 【KD745-G265】)
作品のジャンル別に、チラシ、ポスター、パンフレット、鑑賞券等がカラーで掲載されています。また、1957年から1999年までのアニメ公開年の一覧表や、50音順の作品名索引が付いています。