レジャー産業について調べるには(統計・名鑑・インターネット情報源等)
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科学技術・経済情報室 作成
ここで取り上げるレジャー産業は、日本標準産業分類の中分類80「娯楽業」におおむね該当しており、遊園地やテーマパーク、体育館やゴルフ場などのスポーツ施設、ビリヤード場やゲームセンターなどの遊技場、カラオケボックスなどを指します。このほか、動物園、植物園なども取り上げます。
レジャー産業について調べるための資料には以下のようなものがあります。
【 】内は当館請求記号です。請求記号が記載されていないものは、版によって請求記号が異なります。国立国会図書館サーチでタイトルを入力して検索してください。
『資料名』(書誌情報)の後ろに*が付いている資料は、国立国会図書館サーチの書誌詳細画面に目次があります。
1. 統計資料、名鑑類、調査・レポート等
- 『レジャー白書』(日本生産性本部 年刊 【Z41-2626】)*
日本人の余暇の現状や、余暇関連産業(スポーツ、娯楽、観光など)の市場動向をまとめています。 - 『レジャーランド&レクパーク総覧』(綜合ユニコム 年刊 【Z41-5494】)*
レジャー・集客施設の経営データや業界情報がまとめられています。業界動向、入場者数統計が掲載されているほか、各施設のアンケート調査回答個票を索引から調べられます。 - 『余暇・レジャー&観光総合統計』(三冬社 年刊)*
ライフスタイルや余暇に関するデータが掲載されています。スポーツ・健康、趣味・娯楽、イベント・アウトドアレジャー、観光についての各種調査結果などがまとめられています。 - 『日本動物園水族館年報』(日本動物園水族館協会 年刊 【Z43-545】)*
国内の動物園・水族館に関する統計が掲載されています。入園館料金、月別有料・無料入園館者数、飼育動物数、経費などの基礎情報が掲載されています。 - 『自然公園等利用者数調』(環境省自然環境局 年刊 【Z6-3935】)
国立公園、国定公園、都道府県立自然公園、長距離自然歩道の利用者数が年次別に掲載されています。冊子体の刊行は2021年をもって終了しました。最新のデータは環境省ホームページ内「自然保護各種データ」のページに掲載されています。 - 『アミューズメント産業界の実態調査 : 報告書』(日本アミューズメント産業協会 年刊 【Z71-V753】)*
業務用ゲーム機の市場動向や、利用者アンケートの結果が掲載されています。 - 『カラオケ白書』(全国カラオケ事業者協会 年刊 【Z71-K612】)*
カラオケ業界の概要と市場規模、カラオケメーカーおよびカラオケディストリビューターの事業実態、カラオケ設置店の利用実態、カラオケ利用者の利用実態が掲載されています。一部のデータは全国カラオケ事業者協会ホームページ内にも掲載されています。 - 『スポーツ白書』(笹川スポーツ財団 3年に1回刊)*
日本人のスポーツの参加動向、スポーツ施設の整備・活用状況、スポーツメディア、スポーツ関係財源などについて解説しています。 - 『スポーツ産業論』(杏林書院 不定期刊)*
スポーツ産業の全体像と現状をまとめています。スポーツ施設産業も取り扱っています。 - 『我が国の体育・スポーツ施設 : 体育・スポーツ施設現況調査報告』(スポーツ庁 不定期刊)
野球場、スキー場、ダンス場など50種類以上の体育・スポーツ施設の設置数、地域開放状況、開放時間の統計が掲載されています。スポーツ庁ホームページ内「体育・スポーツ施設現況調査」にも同様のデータが掲載されています。 - 『ウインターレジャー白書』(日本スノースポーツ&リゾーツ協議会 年刊 【Z72-B798】)*
スキー場やスノースポーツの動向や展望がまとめられています。 - 『スポーツライフ・データ : スポーツライフに関する調査報告書』(笹川スポーツ財団 隔年刊 【Z7-B937】)*
- 『子ども・青少年のスポーツライフ・データ : 4-21歳のスポーツライフに関する調査報告書』(笹川スポーツ財団 隔年刊)*
国内の運動・スポーツ活動の実態を把握することを目的に、運動やスポーツの実施状況、スポーツ施設の利用、スポーツ観戦状況などを調査しています。
『子ども・青少年のスポーツライフ・データ』は、2015年まで『青少年のスポーツライフ・データ : 10代のスポーツライフに関する調査報告書』と『子どものスポーツライフ・データ : 4~9歳のスポーツライフに関する調査報告書』に分けて刊行されていました。 - 『最新スポーツビジネスの基礎 第2版』(同文舘出版 2021 【KD961-M22】)*
スポーツ食品、スポーツイベントなど、スポーツに関する各ビジネスの概要、ビジネスリスク、関連する法規制が掲載されています。
このほか、レジャー産業について調べるには、以下のような資料があります。
- 『イベント消費規模推計報告書』(日本イベント産業振興協会 年刊)
- 『ゴルフ場企業グループ&系列』(一季出版 年刊)*
- 『公営競技関係団体住所録』(週間レース社 年刊)*
- 『JGA year book』(日本ゴルフ協会 年刊 【Z72-F477】)*
- 『オート・キャンプ白書』(日本オート・キャンプ協会 年刊 【Z72-F477】)*
- 『JRVA annual report』(日本RV協会 年刊 【Z74-L387】)
- 『キャンプ白書』(日本キャンプ協会 不定期刊)*
- 『クルーズポート読本. 2024年版』(成山堂書店 2023 【DK153-R1】)*
- 『スタジアム・アリーナ総覧. 2024』(綜合ユニコム 2023 【FS28-M25】)
- 『グランピング施設のタイプ別事業化計画とリニューアル戦略資料集』(綜合ユニコム 2022 【DH475-M720】)
- 『キャンプ場事業化計画とマーケティング戦略資料集 : グランピング施設を核とした最適化モデル』(綜合ユニコム 2021 【DK261-M262】)*
2. 専門雑誌
『資料名』(書誌情報)の後ろに**が付いている資料は、雑誌記事索引の採録誌です。国立国会図書館サーチで目次を検索できる場合があります。
『レジャー産業資料』(綜合ユニコム 月刊 【Z4-218】)**
レジャー産業の最新動向をまとめています。 『レジャー産業資料』公式ページ『E+B : Entertainment business』(綜合ユニコム 季刊 【Z71-L820】)**
レジャー施設の専門誌です。全国主要レジャー施設の入込みデータが掲載されていることがあります。 『E+B : Entertainment business』公式ページ『アミューズメント産業』(アミューズメント産業出版 月刊 【Z4-1032】)**
ゲームセンターや遊園地・テーマパークなどの経営に関する専門誌です。毎年7月号にはアミューズメント業界各社の決算動向が掲載されています。『Amusement journal』(アミューズメント・ジャーナル 月刊 【Z71-F67】)
アミューズメント業界の専門誌です。ゲーム機の売上動向を独自にランク付けした「AM業況指標」が掲載されています。 『Amusement journal』公式ページ『SF : sports facilities』(体育施設出版 月刊 【Z7-1147】)**
体育館、水泳プール、陸上競技場、サッカー場などの各種施設の経営動向のほか、新施設や注目施設の紹介が掲載されています。「スポーツ施設資材要覧」などの増刊号があります。 『SF : sports facilities』公式ページ『ゴルフ特信』(一季出版 隔日刊 【Z38-21】)
「全国ゴルフ場入場者調査」、「建設中ゴルフ場一覧」などの独自調査の結果や、「主要ゴルフ場企業決算」が掲載されています。 『ゴルフ特信』公式ページ『月刊ゴルフマネジメント』(一季出版 月刊 【Z4-531】)*/**
「ゴルフ場企業決算」ではゴルフ場業界全体の入場者数、客単価、営業状況の推移のほか、個別のゴルフ場企業の経営指標一覧が掲載されています。また、毎年増刊号として「ゴルフ場資材機材年鑑」が刊行されています。 『月刊ゴルフマネジメント』公式ページ『ゴルフ場セミナー』(ゴルフダイジェスト社 月刊 【Z4-1031】)**
ゴルフ場経営のための情報誌です。集客やコース管理についての最新情報を扱っています。 『ゴルフ場セミナー』公式ページ
3.国立国会図書館サーチで検索するには
ここに紹介する以外の資料は、国立国会図書館サーチで検索することができます。タイトルや編者・出版者名に含まれるキーワードから探してください。キーワードには、「レジャー」、「娯楽」、「アミューズメント」などのほか、「動物園」などの具体的な施設の種類があります。
ここでは、国立国会図書館分類表(NDLC)による分類や国立国会図書館件名標目表(NDLSH)による件名から検索する代表的な方法を紹介します。
分類
これらの分類記号に、必要に応じて「レジャー」、「カラオケ」、「施設」などのキーワードを追加します。詳細検索で「NDLC」の欄に分類記号を入力して検索してください。
図書
- 観光事業 DK261
- 体育施設 FS28
- 植物園・動物園・水族館 RA12
雑誌
- 企業・経営 ZD23 または ZD25 「レジャー」などのキーワードを追加します。
- 体育 ZF21 「ゴルフ」などのキーワードを追加します。
件名
「レジャー産業」、「娯楽」、「遊園地事業」、「スポーツ産業」、「レクリエーション」、「体育施設」、「ゴルフ場」、「レクリエーション施設」、「遊園地」、「動物園」、「植物園」、「ゲームセンター」、「カラオケ」などが代表的な普通件名として挙げられます。
4. インターネット情報源
日本ゴルフ場経営者協会(NGK)
「加盟コース一覧」のページに、地域ごとの会員ゴルフ場一覧が掲載されています。「NGK News」のページに、「ゴルフ場利用税の課税状況からみたゴルフ場数・利用者数等の資料」が掲載されており、昭和32(1957)年からのデータが見られます。日本テニス事業協会(JTIA)
「情報誌「JTIA News!」」および「調査活動報告一覧」のページに業界情報、統計資料などが掲載されています。「JTIA加盟事業所リスト」のページでは、都道府県別の加盟事業所の一覧を見ることができます。日本海洋レジャー安全・振興協会(JMRA)
「海の駅」のページでは、全国の海の駅をテーマや施設、地域から探すことができます。全国カラオケ事業者協会(JKA)
「カラオケ白書」のページでは『カラオケ白書』から抜粋された統計情報などが掲載されています。日本プラネタリウム協議会(JPA)
「一般向け資料」に、全国プラネタリウム一覧やプラネタリウムデータブックが掲載されています。
このほか、レジャー産業に関するインターネット情報源には、以下のようなものがあります。
- 日本アミューズメント産業協会(JAIA)
- 日本パブリックゴルフ協会(PGS)
- 全日本ゴルフ練習場連盟(JGRA)
- 日本動物園水族館協会(JAZA)
- 日本ボウリング場協会(BPAJ)
- 日本植物園協会(JABG)
- 日本マリーナ・ビーチ協会
- 日本カラオケボックス協会連合会(JKBA)
- ゲームマシン(アミューズメント通信社)