児童書の作家・画家の調べ方(日本)

日本の児童書の作家・画家を検索できる事典類を紹介します。ここで紹介する資料には、各作家・画家の簡単なプロフィールや主要な著作物等が記載されています。
各人物に関する詳細な論文類をお探しの場合は、「児童文学・作家について国内の論文を調べるには(入門編)」・「日本文学に関する文献を探すには(主題書誌)」も併せてご覧下さい。

以下の資料は、すべて国際子ども図書館児童書研究資料室で利用できます。
【 】内は当館請求記号です。(ウェブサイトの最終アクセス日:2020.2.26)

1. 人名事典(人名編のある事典を含む)

1-1. 児童書の作家・画家を扱うもの

  • 『日本児童文学大事典』(大日本図書 1993 【KG2-E42】)
    全3巻中第2巻までが人名編で、児童文学および関連する分野で活躍した主要な人物を収録。刊行当時活動中の人物は原則1945年以前に誕生した人を対象とし、1980年までの業績が取り上げられています。
  • 『図説絵本・挿絵大事典』(大空社 2008)
    全3巻中第2巻及び第3巻が「絵本・挿絵画家事典」で、江戸期から平成期までの日本人の絵本画家・挿絵画家を収録。画家によっては挿絵・口絵の掲載もあります。
  • 『YA(ヤングアダルト)人名事典』(出版文化研究会 2000 【KG2-G57】)
    下記『児童文学者人名事典』の姉妹編。小説家のほか、コミック系作家(画家)も多く収録。
  • 『児童文学者人名事典 日本人編』(出版文化研究会 1998 【KE112-G13】)上巻(あーさ行)下巻(たーわ行)
    子ども向けの本(単行本)を一冊でも出版したことのある人物を幅広く収録。
  • 『現代日本児童文学詩人名鑑』(教育出版センター 1996 【KG2-G6】)
    戦後50年間の児童文学(詩・童謡分野)で活躍した詩人を収録。代表作、作風の記載があります。
  • 『児童文化人名事典』(日外アソシエーツ 1996 【KG2-G3】)
    児童文学者や童画家のほか、日本国内の子どもの文化・生活向上のための活動に関わる人物を幅広く収録。
  • 『現代日本児童文学作家事典』(教育出版センター 1991 【KG2-E29】)
    刊行当時活動中で、原則として作品集を二冊以上刊行している児童文学作家(詩・童謡・絵本を除く)を収録。付録に明治以降の物故作家の紹介もあります。

1-2. 作家全般を扱うもの

  • 『作家・小説家人名事典 新訂』(日外アソシエーツ 2002 【KG2-G58】)
    明治期から刊行当時活動中の人物まで、小説を中心にフィクション分野の作家を広く収録。児童文学者や童話作家も取り上げられています。
  • 『日本近代文学大事典』(講談社 1977 【KG2-36】)第1巻 (人名 あーけ)第2巻 (人名 こーな)第3巻 (人名 にーわ)
    全6巻中第3巻までが人名編で、明治期(明治初年まで生存した前代の文人等を含む)から現代まで、小説、詩、近代文学研究等のほか、美術(装幀、挿画を含む)で活躍した人物も収録。項目によっては参考文献の記載があります。
  • 『日本近代文学大事典』(机上版 講談社 1984 【KG2-78】)
    上記六巻版の第1~3巻を改訂、六巻版刊行後の日本現代文学の新動向等を大幅に増補し、一冊にまとめたもの。
  • 『漫画家人名事典』(日外アソシエーツ 2003 【K9-H4】)
    戦後、新聞や雑誌に漫画を掲載したことのある漫画家・漫画原作者を収録。

2. 人名事典以外に児童書の作家・画家について記述がある資料

  • 『絵本の事典』(朝倉書店 2011 【KC2-J20】)
    主要な絵本作家・画家の経歴と主要作品を収録。
  • 『新・こどもの本と読書の事典』(ポプラ社 2004 【Y5-N04-H120】)
    「こどもの本の人物紹介」に、児童書の作家、画家、翻訳者など幅広く収録。
  • 『Who's who』(日本児童出版美術家連盟 1990-2015 【Z71-C744】)
    日本児童出版美術家連盟会員の略歴・作品を収録。
    2015年版で刊行終了し、最新情報は連盟公式サイトの「会員名簿」Leave the NDL website. (日本児童出版美術家連盟)に掲載されています。
  • 『児童文学アニュアル』(偕成社 【KE177-38】)1982年版1983年版1984年版
    資料編に「作家・画家名鑑」があり、作家・画家のほか児童文化全般に関わる人物を幅広く収録。