国学者を調べる
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人文総合情報室 作成
国学者(和学者)を調べるツールを紹介します。
なお、国学は、日本史学、日本思想史学、神道学、文学、国語学などとも関連が深いため、各分野の専門事典や人物書誌に記載があることもあります。また、江戸時代を対象とした人名辞典に記載があることもあります。神職・神道家についてはリサーチ・ナビ「神社を調べる」も参照してください。
書誌事項末尾の【 】内は当館請求記号です。
1. 人名辞典
- 国学院大学日本文化研究所 編『和学者総覧』(汲古書院 1990 【H2-E2】)
[収録項目] 名前、生国・住国、没年、享年、学統、参考文献
[収録人数] 11,637人
[収録対象] 慶長年間~1868(明治元)年生
[索引] 名称索引(人名)
[備考] 1人あたり1行の記述量です。伝記は含みません。 - 大川茂雄, 南茂樹 著『国学者伝記集成』(大日本図書 1904 【45-424】)(国立国会図書館デジタルコレクション)
大川茂雄, 南茂樹 編『国学者伝記集成 続篇』(国本出版社 1935 【R281.03-O46ウ】)
大川茂雄, 南茂樹 共編『国学者伝記集成』全3冊(名著刊行会 1972 【H2-9】)※複製版(『正編』と『続編』を3冊に分冊)
上田萬年, 芳賀矢一 校閲, 大川茂雄, 南茂樹 編『国学者伝記集成』全3冊(復刻 東出版 1997 【H2-G10】)※複製版(『正編』と『続編』を3冊に分冊)
[収録項目] 生没年、住所、姓名、系図、学統、経歴、著書など
[収録人数] 約1,230人
[収録対象] 慶長年間~1934(昭和9)年没
[索引] 姓名総索引、名号総索引
[付録] 正編の巻頭に学統表、続編の巻末に年表(死没順排列)
[備考] 関連資料から引用した経歴や逸話などを収録しています。 - 小沢政胤 編『慶長以来国学家略伝』(国光社 1900 【87-116】)(国立国会図書館デジタルコレクション)
芳賀登 [ほか]編『日本人物情報大系 第43巻 (学芸編 3)』(皓星社 2000 【GB12-G22】)※上記の複製版
[収録項目] 略伝、著作
[収録人数] 約540人
[収録対象] 室町末期~明治期
[索引] 人名索引(項目)
[付録] 国学伝統略譜、国学家年表 - 『国学者著述一覧』(関書院 1932 【121.2-Se157k】)(国立国会図書館デジタルコレクション)
芳賀登 [ほか]編『日本人物情報大系 第44巻 (学芸編 4)』(皓星社 2000 【GB12-G22】)※上記の複製版
[収録項目] 名称、生地、生没年、享年、墓所、学統、著書など
[収録人数] 約500人
[収録対象] 室町末期~明治期
[索引] 人名索引(名、字、号)、書名索引
[付録] 巻末に主要人物の筆跡、国学者伝統系譜
[備考] 伝記は含みません。 - 逸見仲三郎 編『慶長以来国学者史伝』(訂正再版 青山堂書房 1926 【121.2-H421k-(t2)】)(国立国会図書館デジタルコレクション)
芳賀登 [ほか]編『日本人物情報大系 第43巻 (学芸編 3)』(皓星社 2000 【GB2-G22】)※上記の複製版
[収録項目] 略伝、著作
[収録人数] 約350人
[収録対象] 江戸初期~明治初期
[索引] 人名索引(項目)
[付録] 30人の短冊写真、国学学統略譜、名家年表
[備考] 1人あたり1ページから数ページの記述量です。 - 石山洋 [ほか]編『江戸文人辞典 : 国学者・漢学者・洋学者』(東京堂出版 1996 【H2-G5】)
[収録項目] 名称、生没年、略歴、著書、参考文献
[収録人数] 約1,260人
[収録対象] 江戸で活躍した文人
[索引] 日本人名情報索引(人文分野)で検索可 - 市井貞次[ほか]編『国書人名辞典』全5冊(岩波書店 1993 【GB12-E55】)
[収録項目] 生没年、名号、家系、略歴、著作、参考文献
[収録人数] 約30,000人
[収録対象] 古代~幕末の日本人著編者
[索引] 人名索引(項目)(第5巻に収録)
[備考] 国学者も多数収録しています。
2. 人物書誌
- 『日本の思想家』(日外アソシエーツ 2005 【H1-H4】)
[収録人数] 437人
[収録対象] 国学者のほか、儒学者、仏教学者、キリスト教思想家、哲学者、美学者、社会運動家などを含む物故者
[備考] 人物プロフィール、伝記文献を収録しています。 - 森繁夫 編, 中野荘次 補訂『名家伝記資料集成』全5冊(思文閣出版 1984 【GB12-57】)
[収録人数] 約50,000人
[収録対象] 鎌倉末期~1946(昭和21)年没の国学者・歌人・漢学者・文人・高僧・芸術家・政治家・志士など
[索引] 人名索引、別姓一覧、屋号一覧、国名呼称、掲載書籍目録(第5巻に収録) - 國學院大學日本文化研究所 編『神道人物研究文献目録』(弘文堂 2000 【HL1-G6】)
[収録対象] 古代~1996(平成8)年没の神社関係者・神道者・神祇行政関係者など
[備考] 研究書、研究論文、事典の項目などから採録しています。 - 森銑三 [等]編『近世文芸家資料綜覧』(東京堂出版 1973 【KG2-17】)
[収録人数] 約820人
[収録対象] 江戸期の文芸家、文人、漢学者、歌人、俳人など
[備考] 翻刻(活字化)されていない文献も採録しています。
3. ウェブサイト
- 国学関連人物データベース(國學院大學)
『国学者伝記集成』や『和学者総覧』等に収録された近世・近代の「国学」に関連する人物約12,000人のデータを検索できます。 - 明治期国学・神道・宗教関係人物データベース(國學院大學)
近世中期から明治期にかけての国学・神道関係の重要人物に関するデータを検索できます。国学者ごとに略年譜や明治時代から現代までの研究書・伝記・研究論文が記載されているため、文献を調べる際に有用です。