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「日本占領関係資料」の検索・複写申込ガイド

このページでは、憲政資料室所蔵の(1)憲政資料 (2)日本占領関係資料 (3)日系移民関係資料のうち、日本占領関係資料の調べ方と複写の申し込み方法について、ご案内します。プランゲ文庫については、別途プランゲ文庫の検索・複写申込ガイドでご案内しています。

1. 日本占領関係資料とは?

主に第2次世界大戦終了後の連合国による日本占領統治に関するアメリカの公文書などをマイクロフィルムやデジタル画像で収集したものです。具体的には連合国最高司令官総司令部(GHQ/SCAP)文書、米国戦略爆撃調査団(USSBS)文書、琉球列島米国民政府(USCAR)文書、米国国務省文書などです。当館が独自にマイクロフィルム化やデジタル化したものと、市販マイクロフィルムを購入したものなどがあります。

資料のほとんどが公文書ですが、政策決定過程に重要な影響を及ぼした米国政府高官や軍人個人の日記や書類などの個人文書もあります。憲政資料室で所蔵している日本占領関係資料は、日本占領関係資料一覧(PDF file: 308KB)をご覧ください。

2. 日本占領関係資料を検索する

2-1. リサーチ・ナビを参照する

2-2. 国立国会図書館サーチで検索する

  • 国立国会図書館サーチ詳細検索をクリックし、「コレクション」のうち「(NDL)日本占領関係資料」を選択します。「(NDL)日本占領関係資料」を選択すると、プランゲ文庫の検閲新聞ゲラ及び米国議会図書館所蔵内務省検閲発禁図書も併せて検索できます。検索項目、検索方法については、ヘルプをご覧ください。一部の資料の検索方法やデータについては、以下をご参照ください。

※ マイクロフィッシュのシート番号から資料を検索する際のご注意

  • 当館の請求記号は複数のシート番号の組み合わせが多いので、1つのシート番号を入力してもヒットしない場合が多いです。そのため、詳細検索の「請求記号」欄に、以下にしたがって入力してください。
    • 資料群略称とシート番号の間に、半角スペースを入れる。
    • シート番号の数字を5桁にする。必要に応じて先頭1桁~4桁に0を入れる。
    • 検索したいシート番号の末尾1桁又は2桁を削除し、*(半角アスタリスク)を付ける。
      <例> CIE(D)の972を検索したい場合
      CIE(D) 0097*で検索→CIE(D) 00974-00980のみヒット→CIE(D) 009*で検索
      → CIE(D) 00967-00973がヒット(このなかにCIE(D) 00972が含まれている)
      マイクロフィッシュのシート番号から資料を検索する方法の例

※ データの詳細について

  • 当館が独自にマイクロ化やデジタル化した資料については、大半はフォルダレベル(一枚から数百枚の文書のまとまり)まで、一部はアイテムレベル(フォルダに含まれる各文書)までの検索ができます。
  • 市販マイクロフィルム等については、原則として販売単位(数件から数千件のフォルダを含むまとまり)で書誌データを作成しています。書誌データだけでは文書を特定できないため、憲政資料室(東京本館)備付冊子目録や当館ホームページ(リサーチ・ナビ)を調べる必要があります。「日本占領関係資料 発生機関別索引」「日本占領関係資料 所蔵機関別索引」から調査したい資料群のページに進み、目録、資料の構成などをご確認ください。
  • 国立国会図書館サーチの「所蔵情報」欄「Not Filmed 重複のため撮影せず」は、米国国立公文書館での撮影時に重複する資料とみなしてマイクロ撮影を行わなかったことを意味します。具体的な例は以下のとおりです。
    • 既に撮影している場合: General order、極東委員会文書、GHQ/SCAP各部局の報告類(例: CI&E special report、Monthly civil affairs activities report、NRS Weekly Summary)など既に撮影している場合: General order、極東委員会文書、GHQ/SCAP各部局の報告類(例: CI&E special report、Monthly civil affairs activities report、NRS Weekly Summary)など
    • 市販のマイクロに含まれている場合: Supreme Commander for the Allied Powers Directives to the Japanese Government (SCAPINs)、 History of the Non-Military Activities of the Occupation of Japan, 1945-1951、Press Translations and Summariesなど
    • 当館の蔵書に含まれる場合: 主に官報、英文官報、帝国議会速記録、国会会議録などの政府刊行物や現行法令集覧などの法規集

      国立国会図書館サーチの書誌の詳細表示の「注記」の欄にSee 5184 (44)やSee NDL Filmsと参照先が表示されていることがあります。
      このほか、 何らかの事情で撮影できなかった場合には、「Not Filmed ( )」と表示され、( )内にその理由を記しています。例えば、撮影時にフォルダーのみで資料がないときには「Not Filmed (Folder only)」、撮影時にフォルダー全体が非公開のときには「Not Filmed (Withdrawal notice only)」などと表示されます。

3. 資料を閲覧する

憲政資料室の利用については 憲政資料室の利用案内をご覧ください。

憲政資料室所蔵の資料は、国立国会図書館サーチで検索できる資料であっても、国立国会図書館サーチから閲覧の申込みはできません。憲政資料室で紙の「憲政資料室資料請求票」に氏名、請求記号、マイクロフィルムのリール番号、マイクロフィッシュのシート番号、文書番号等必要事項をご記入の上ご請求ください。ご請求の際には検索結果一覧だけでなく、必ず詳細表示もご確認ください。

国立国会図書館サーチで検索した結果、「デジタル」のアイコンが表示された資料は、国立国会図書館デジタルコレクションでご覧ください。国立国会図書館デジタルコレクションの公開範囲は資料によって異なりますのでご注意ください。

4. 複写を申し込む

登録利用者の方・登録機関(公共図書館、大学図書館など)は、国立国会図書館サーチから遠隔複写を申し込むことができます。登録利用者でない方は登録機関からお申し込みください。

※遠隔複写サービスによる複写申込みには、文書の特定が必要です。

複写箇所を特定できない場合は、憲政資料室に来室して資料を閲覧の上、東京本館の複写サービスをご利用ください。来室が困難な場合には、お近くの公共図書館や大学図書館を経由した当館へのレファレンス・資料案内によりお探しの資料を特定した上で当館の遠隔複写サービスをご利用ください。

複写枚数の概数

  • マイクロフィッシュの場合:例えば請求記号が「ESS(D) 12391-12394」と表示された資料の場合、マイクロフィッシュ4枚からなっています。マイクロフィッシュは1枚あたり最大で98コマが含まれており、原則として2コマ分を1枚の用紙(B4サイズ)に複写します。この例では、98コマ×マイクロフィッシュ4枚÷2=複写枚数196枚となります。
  • マイクロフィルムの場合:例えば請求記号がYF-A13 R02: 0001-0082と表示された資料の場合、82コマからなっています。この場合は、原則として1コマ分を1枚の用紙(A4サイズ)に複写するため、複写枚数は82枚となります。

5. 複写物の掲載等について

  • 原所蔵機関が米国国立公文書館(National Archives and Records Administration)の資料の場合、当該資料が国立国会図書館所蔵(国立国会図書館ウェブサイトから転載したもの)であることと、原所蔵機関が米国国立公文書館であることを明示していただくよう、お願いいたします。

≪参考≫ 国立国会図書館サーチ「日本占領関係資料」では検索できない資料

以下の資料については、国立国会図書館サーチで「日本占領関係資料」を選択すると検索できませんのでご注意ください。《2021年8月17日現在》