東日本大震災関係のエフェメラを収集している機関
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サービス企画課 作成
エフェメラ(ephemera)とは、ポスターやチラシなど、短期間の情報提供のために作成される印刷物です。
納本制度の対象でないため、国立国会図書館では特別コレクション以外では原則として所蔵はありません。
一方で、提供当時の出来事を知ることや空気を感じ取ることに有益である場合があり、収集している機関もあります。
東日本大震災後、情報提供のために、多数のエフェメラが作成されました。
貴重な震災記録として、地域の図書館と国立国会図書館は収集に取り組んできました。
この記事では、被災県の図書館を中心に、東日本大震災関係のエフェメラを収集している機関をご紹介します。
※資料の性質上、保管状況や利用条件等は流動的である可能性があります。利用にあたっては、必ず事前にそれぞれの機関にご確認ください。
国立国会図書館
- 国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)
東日本大震災に関連する音声・動画、写真、ウェブ情報等を多様な連携先アーカイブのコンテンツを含めて包括的に検索でき、チラシ等も含まれます。オンラインのデータベースであり、国立国会図書館で原資料を閲覧することはできません。
なお、提供元が「国立国会図書館収集震災関係チラシ等」とあるコンテンツは、当館内の端末でのみ画像として閲覧可能です。
被災県の図書館
所蔵内容は、上記「ひなぎく」で検索・閲覧が可能である場合も多くあります。
- 岩手県立図書館
I-ルームにおいて震災関連資料を収集しているとしており、チラシ等も含まれます。 - 宮城県図書館
東日本大震災文庫において配布資料やちらしなども収集しているとしています。 - 仙台市図書館
3.11震災文庫においてパンフレット、チラシも収集しているとしています。 - 東北大学付属図書館
震災ライブラリーオンライン版においてチラシ・パンフレット類も公開しています。 - 福島県立図書館
説明会・相談会等の配布資料も収集しているとしています。 - 茨城県立図書館
配布資料やチラシも収集しているとしています。「茨城県東日本大震災デジタルアーカイブ」のコンテンツは「ひなぎく」で承継公開されています。 - 千葉県立図書館
震災に係る内容のチラシなども収集しているとしています。