イタリアの日本研究

イタリアにおける日本研究について調べるための情報源をご紹介します。(【 】内は当館請求記号です。)

1. 概要

これらの資料以外にも、日本研究をテーマとする資料は数多くあります。当館の所蔵を調べる場合、国立国会図書館サーチを「日本研究」「日本学」などのキーワードで検索する以外に、分類「GB61(日本論)」「GB63(外国人による日本学)」を用いて検索する方法もあります。

2. 文献目録

  • 『世界のみた日本 : 国立国会図書館所蔵日本関係翻訳図書目録』(国立国会図書館 1989.11 【GB1-E18】)
    当館が1989年6月末までに収集・整理した戦後刊行資料のうち、外国人著者による日本関係の日本語図書約2,600点の書誌事項を収録した資料目録です。収録書の大部分は翻訳図書です。排列は分野別で、巻末に「書名索引」「著者名索引」「原書名索引」を付しています。

  • 『「日本研究」図書目録 : 1985-2004 : 世界の中の日本』(日外アソシエーツ株式会社 2005.5 【GB1-H41】)
    1985年から2004年までに日本国内で刊行された日本語図書のうち、外国人著者による日本関係図書約5,360点の書誌事項を収録した資料目録です。排列は分野別で、巻末に「著者名索引」「書名索引」を付しています。

  • 『文献目録日本論・日本人論の50年 : 1945~1995』(日外アソシエーツ 1996.12 【GB1-G20】)
    1945年から1995年までに日本国内で刊行・発表された日本論・日本人論に関する図書、論文、雑誌記事の文献目録です。団体を含む5,200の編著者について、文献11,300点の書誌事項を収録しています。編著者名の五十音順に排列されており、巻末に「事項名索引」を付しています。

  • 『文献目録日本論・日本人論 : 1996~2006』(日外アソシエーツ 2007.6 【GB1-H60】)
    前掲の目録の続編です。1996年から2006年までに刊行・発表された、団体を含む6,872の編著者による文献12,780点の書誌事項を収録しています。

  • 『事典外国人の見た日本』(日外アソシエーツ 1992.8 【GB1-E36】)
    外国人の日本観をテーマとした総合事典です。「第1部 事典 外国人の見た日本」「第2部 概説 日本研究の歴史と現状」からなります。第1部では、1960年までに発表された外国人著者の日本関係文献のうち、日本語訳があるもの322点について解題を収録しています。巻末に「邦訳書名索引」「原書名索引」「著者名索引」を付しています。

  • PubblicazioniLeave the NDL website. (AISTUGIA)
    http://www.aistugia.it/1/pubblicazioni_2494390.html
    AISTUGIAの会員が近年出版した資料のリストが年別に掲載されています。

  • Spoglio rivisteLeave the NDL website. (AISTUGIA)
    https://www.aistugia.it/index.php/pubblicazioni/spoglio-riviste
    日本研究、アジア研究に関する主な雑誌名と概要が掲載されています。

3. 研究者・研究機関

  • AISTUGIALeave the NDL website. (Associazione Italiana per gli Studi Giapponesi, イタリア日本研究学会)
    http://www.aistugia.it/
    1973年に設立された、イタリアにおける日本研究学会です。年に1度総会が開催され、会議録が刊行されています。

  • "Japanese studies in Europe v. 1 (Directory of Japan specialists)"(the Japan Foundation 2008 Japanese studies series ; 39 【GB63-B120】)
    "Japanese studies in Europe v. 2 (Directory of Japanese studies institutions)"(the Japan Foundation 2008 Japanese studies series ; 39 【GB63-B121】)
    "Japanese studies in Europe appendix (country reports/statistical analysis)"(the Japan Foundation 2008 Japanese studies series ; 39 【GB63-B122】)
    2004年から2007年にヨーロッパ日本研究協会(EAJS)の協力を得て実施した調査の結果として、欧州の日本研究機関及び日本研究者のディレクトリー、各国状況、統計分析を収録した資料です。第1巻「日本研究者ディレクトリー」、第2巻「日本研究機関ディレクトリー」、補遺「国別リポート/統計分析」で構成されており、イタリアは、第1巻の78-96ページ、第2巻の67-80ページ、補遺の30-42ページに掲載されています。

  • 『ジャパンスタディ「日本研究」人物事典』(日外アソシエーツ 2008.3 【GB12-J4】)
    日本研究の著作がある13世紀末から現代までの外国人1,703名の氏名、経歴、著作情報を収録した人名辞典です。著作が日本国内で刊行された人物のみを収録対象としています。排列は五十音順で、巻末に「国別索引」「分野別索引」を付しています。

  • 『海外日本研究機関一覧』(国際日本文化研究センター 2006.3 【GB8-H60】)
    海外における日本研究機関のディレクトリーです。50の国・地域における550の機関について、機関名、所在地、連絡先、ウェブサイトのURL、所属研究者の氏名などの情報を収録しています。

  • 日本研究機関および大学Leave the NDL website. (ローマ日本文化会館)
    http://www.jfroma.it/ja/biblioteca/universita-italiane/
    イタリアにおける日本研究機関及び大学のウェブサイトへのリンク集です。

4. データベース

  • NIMOU(日本研究情報網)Leave the NDL website. (国際日本文化研究センター)
    https://sekai.nichibun.ac.jp/researcher
    日本研究に携わる世界中の研究者と機関の一覧です。キーワード検索、国・地域別検索などを提供しています。

  • 日本文学翻訳作品データベースLeave the NDL website. (国際交流基金)
    https://jltrans-opac.jpf.go.jp/
    外国語に翻訳された日本文学作品の書誌データベースです。収録は戦後以降の作品が中心です。翻訳言語、出版年、キーワードなどから検索することができます。

  • 海外日本語教育機関調査Leave the NDL website. (国際交流基金)
    https://www.jpf.go.jp/j/project/japanese/survey/result/
    海外の日本語教育機関について、名称、住所、連絡先、学習者数、教師数などの情報を3年おきに調査した結果を報告書にまとめて公開しています。回答した機関の情報を地域別、キーワードなどから検索することができます。

  • 日本語教育事情調査(国際日本語教育)Leave the NDL website. (東京外国語大学国際日本研究センター)
    https://icjs.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E6%95%99%E8%82%B2%E4%BA%8B%E6%83%85%EF%BC%88%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E6%95%99%E8%82%B2%EF%BC%89
    各国の高等教育機関における日本語教育情報を一覧できるウェブサイトです。東京外国語大学の協定校を中心に収録しています。機関名等の基本情報だけでなく、カリキュラムや使用テキストなども紹介しているのが特徴です。イタリアについては、「サピエンツァ」ローマ大学、ナポリ東洋大学の情報を収録しています。