アジア諸国の王朝の系図

1. 系図集・事典

ここでは、アジア諸国の王朝の系図を収録する系図集や、系図を豊富に収録する事典を紹介します。

2. その他の資料

王朝の系図は、歴史分野の単行書に掲載されている場合があります。ここでは、系図に関連する情報(家系の系統図や王朝の系譜)を掲載する資料のうち主要なものを、国・地域別に紹介します。

2.1. 東アジア

<中国>

  • 『中国史』(尾形勇、岸本美緒編、山川出版社、1998 【GE241-G30】)
    巻末の付録に、殷から清までの歴代統一王朝の系図が収録されています。

  • 『中国帝王皇后親王公主世系錄』(柏杨 [著],人民文学出版社, 2011.3【GE223-C137】)
    中国の歴代王朝の帝王、皇后、親王(王子)、公主(王女)を一覧できる資料です。上巻では、帝王を即位の順に排列し、廟号・尊号、姓名、父母、在位、年号等を収録しています。下巻では、皇后・親王・公主をそれぞれの夫・父ごとに排列し、称号、姓名等を収録しています。

<コリア>

  • 『朝鮮史』(武田幸男編、山川出版社、2000 【GE122-G13】)
    巻末の付録に、歴代王朝の国王の系図が収録されています。

  • 『韓国社会の歴史』(韓永愚著、吉田光男訳、明石書店、2003 【GE122-H5】)
    巻末に歴代王室系図が収録されています。この系図には、国王のほか、后妃、王子、王女などの王族も含まれています。

<モンゴル>

  • 『中央ユーラシア史』(小松久男編、山川出版社、2000 【GE671-G32】)
    巻末の付録に、モンゴル帝国とその後継諸政権の系図が収録されています。

2.2. 東南アジア

  • 『東南アジア史 1 (大陸部)』(石井米雄、桜井由躬雄編、山川出版社、1999 【GE511-G54】)
    巻末の付録に、ベトナム、カンボジア、タイ、ビルマ(ミャンマー)の歴代王朝の系図が収録されています。

  • 『東南アジア史 2 (島嶼部)』(池端雪浦編、山川出版社、1999 【GE511-G54】)
    巻末の付録に、ジャワ島の主要王朝の系図が収録されています。

<ブルネイ>

  • 『ブルネイの古代史 古代とイスラム教の発展』(Pehin Orang Kaya Amar Diraja Dato Seri Utama Haji Awang Mohd. Jamil Al-Sufri[著]、鷲見正訳、日本ブルネイ友好協会、1995 【GE531-H7】)
    複数の系図が挿図として収録されています。表記はアルファベットです。

<ベトナム>

  • 『ベトナムの事典』(石井米雄監修、桜井由躬雄等編、同朋舎、1999 【GE8-G9】)
    「ベトナム王統表」(p.372-382)が収録されています。

<カンボジア>

  • 『カンボジア史再考』(北川香子著、連合出版、2006 【GE556-H31】)
    巻末の付録に、ポスト・アンコール時代(15世紀以降)の王の系図が収録されています。

<ラオス>

  • 『ラオスの歴史』(上東輝夫著、同文館出版、1990 【GE553-E2】)
    巻末の付表に、14世紀から20世紀までの王朝系図が収録されています。

<タイ>

  • 『タイ事典』(日本タイ学会 編、めこん、2009 【GE8-J4】)
    「タイ歴史年表(スコータイ朝以降)」(p.458-460)、「ラッタナコーシン朝王統譜」(p.461)が収録されています。

  • 『タイの事典』(石井米雄等編、同朋舎出版、1993 【GE8-E8】)
    「タイ歴代王朝王統表」(p.424-427)が収録されています。

<ミャンマー>

  • 『ビルマ史概説年表』(北村隆男著、1985 【GE9-32】)
    「ビルマ諸王族歴代王朝系図」(p.108-119)が収録されています。

2.3. 南アジア

<アフガニスタン>

  • 『アフガニスタン史』(前田耕作、山根聡著、河出書房新社、2002 【GE681-G42】)
    p.119にバラクザイ朝(19世紀から20世紀)の系図が収録されています。

<ネパール>

  • 『ネパール全史』(佐伯和彦著、明石書店、2003 【GE661-H9】)
    巻末の付表に、5世紀以降の歴代王とその在位年代が掲載されています。

<ブータン>

2.4. 中東・北アフリカ

  • 『新イスラム事典』(日本イスラム協会〔ほか〕監修、平凡社、2002 【GE8-G16】)
    巻末の付録に、イスラム世界の主要王朝の系図が収録されています。

  • 『西アジア史 1(アラブ)』(佐藤次高編、山川出版社、2002 【GE711-G36】)
    巻末の付録に、イラク、エジプト、北アフリカの主要王朝の系図が収録されています。

  • 『西アジア史 2(イラン・トルコ)』(永田雄三編、山川出版社、2002 【GE711-G36】)
    巻末の付録に、イランの主要王朝とトルコのオスマン朝の系図が収録されています。

  • "Burke's royal families of the world"(Burke's Peerage, 1980 【A112-300】)
    世界各国王族の系譜集で、第2巻「Africa & the Middle East」に中東・北アフリカ諸国の諸王朝が収録されています。巻末の付録に、系図を掲載するほか、本文の系譜書では、王族の各構成員について、出生日および出生地、職歴、配偶者や子息の有無などの経歴を記載しています。

<トルコ>

  • "Devletler ve hânedanlar"(Yılmaz Öztuna, T.C. Kültür ve Turizm Bakanlığı Yayınları. 2005 【Y782-O46】)
    世界各国の歴史や王朝の系譜をトルコ語でまとめた資料で、第2巻「Türkiye (1074-1990)」に、現在のトルコの領域を支配した諸王朝が収録されています。オスマン朝の系譜のページには、歴代スルタンの后妃、王女とその子孫、王子とその子孫の出生日および出生地、職歴、配偶者や子息の有無などの経歴を記載しています。

<ヨルダン>

  • 『サウジ・アラビア王朝史』(ジョン・フィルビー著、岩永博、冨塚俊夫訳、法政大学出版局、1997 【GE745-G3】)
    預言者ムハンマドから現代のヨルダン国王にまで至るメッカのシャリーフ家(ハーシム朝)の系図(p.36-41)が収録されています。

<サウジアラビア>

  • 『サウジ・アラビア王朝史』(ジョン・フィルビー著、岩永博、冨塚俊夫訳、法政大学出版局、1997 【GE745-G3】)
    サウード家の先祖からアブドゥル・アズィーズ初代国王の諸子(アブドゥラー現国王までの歴代国王を含む)に至るまでの系図(p.30、p.86-87、p.383)が収録されています。

  • 『サウディアラビアの統治機構 サウディ王室の権力構造』(中東協力センター、1988 【A51-S3-E1】)
    サウード家の主要系譜、アブドゥル・アズィーズ初代国王の王妃と子供たち、ファイサル国王家一族の系譜等、王族の母系に関するものを含む複数の系図が収録されています。

<クウェート>

  • "Al-Sabah : history & genealogy of Kuwait's ruling family, 1752-1987"(Alan Rush, Ithaca Press, 1987 【GE747-A2】)
    クウェートの首長家であるサバーハ家の伝記集です。サバーハ1世初代首長(1752-1756)からジャービル首長(1977-2006)までの歴代首長の子孫の系図が収録されています。

<オマーン>

  • 『サウジ・アラビア王朝史』(ジョン・フィルビー著、岩永博、冨塚俊夫訳、法政大学出版局、1997 【GE745-G3】)
    ブー・サイード朝の系図(p.186-187)が収録されています。

  • "The imamate tradition of Oman"(John C. Wilkinson, Cambridge University Press, 1987【GE751-A12】)
    ブー・サイード朝の系図(p.14)が収録されています。内容は、上掲『サウジ・アラビア王朝史』に収録されたものとほぼ同一です。

  • "Oman under Qaboos : from coup to constitution, 1970-1996"(Calvin H. Allen, Jr.、W. Lynn Rigsbee, II, Frank Cass, 2000 【GE751-A47】)
    トゥルキー国王(1871-1888)以降のブー・サイード朝の系図(p.221)が収録されています。内容は、上掲『サウジ・アラビア王朝史』に収録されたものよりも詳細です。

<カタール>

  • "The creation of Qatar"(Rosemarie Said Zahlan, Croom Helm, 1979 【GE751-19】)
    巻末の付録に、カタールのサーニー家の系図が収録されています。

<アラブ首長国連邦>

<モロッコ>

  • 『紀行モロッコ史』(那谷敏郎著、新潮社、1984 【GF86-1】)
    各章にモロッコの歴代王朝の系図が収録されています。