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中国の「正史」の日本語訳

中国では新しい王朝が成立すると、前王朝の歴史を編纂するのが通例で、そうして編纂された各王朝の公式歴史書が「正史」と呼ばれます。『史記』『漢書』『後漢書』『三国志』『晋書』『宋書』『南斉書』『梁書』『陳書』『魏書』『北斉書』『周書』『隋書』『南史』『北史』『旧唐書』『新唐書』『旧五代史』『新五代史』『宋史』『遼史』『金史』『元史』『明史』を二十四史とすることが多いですが、『新元史』や『清史稿』を加えて二十五史、二十六史と呼ぶこともあります。

『史記』『漢書』『後漢書』『三国志』には現代日本語による全訳があり、とりわけ『史記』には多数の全訳があります。その他の「正史」の全訳は少ないですが、財政制度の記録(食貨志)、法制度の記録(刑法志)、日本を含む中国周辺地域の諸民族の記録(外国伝)を中心に、部分訳があります。

ここでは「正史」の日本語訳のうち、当館の所蔵する単行書を、1.全訳、2.部分訳、3.「外国伝」の日本語訳に分けてご紹介します。【 】内は当館請求記号です。

1.全訳

1-1.『史記』

  • 『史記』(『新釈漢文大系』38-41、85-92、115、116、120 吉田賢抗ほか著 明治書院 1973-2014 【082-Si498】ほか)
    原文、訓読文、現代語訳からなっています。本紀、列伝、書、表、世家は巻末に語句索引を付しています。
  • 『史記』(『世界文学大系』第5、小竹文夫、小竹武夫訳 筑摩書房 1962 【908-Se1224】 第5A ,第5B
    表のうち、本体の年表部分は省略されています。現代語訳です。
  • 『史記』(野口定男[ほか]訳 平凡社 1972 【GE265-15】)
    『中国古典文学全集』4-5巻(平凡社、1958-59 【928-Ty996】4巻, 5巻))の改訂版です。表のうち、本体の年表部分は省略されています。現代語訳です。

1-2.『漢書』

  • 『漢書』(小竹武夫訳 筑摩書房 1977-1979 【GE269-16】)
    現代語訳です。巻末に人名索引と地理志郡県名索引を付しています。

1-3.『後漢書』

  • 『全譯後漢書』全19冊(渡邉義浩ほか編 汲古書院 2001-2018 【GE269-G38】ほか)
    原文、訓読文、現代語訳からなっています。各巻末に人名、官爵、書名、語彙の索引を付しています。
  • 『後漢書』(吉川忠夫訓注 岩波書店 2001-2005 【GE269-G36】ほか)
    原文、訓読文からなり、一部には現代語訳もあります。別冊【GE269-H32】は人名索引と地名索引です。

1-4.『三国志』

  • 『三国志 : 正史』(今鷹真ほか訳 筑摩書房 1993 【GE273-E30】)
    陳寿による本文と、裴松之による注両方の日本語訳からなっています。
  • 『世界古典文学全集』第24巻(筑摩書房 1977-1989 【KE211-50】 24巻A , 24巻B , 24巻C)に一部訂正を加えています。現代語訳です。8巻末に人名索引を付しています。
  • 『全譯三國志』(汲古書院 2019.11-【GE273-M15】ほか)
    原文、訓読文、現代語訳からなっています。

2.部分訳

2-1.本紀、列伝

  • 『史記列伝』(小川環樹ほか訳 岩波書店 1975-1976 【GE265-25】)
    扁鵲倉公列伝、亀策列伝を除く全ての列伝および六国年表を収録。現代語訳です。5巻末に人名・地名索引を付しています。
  • 『史記列伝』(貝塚茂樹、川勝義雄訳 中央公論新社 2001 【GE265-G57】 1 , 2
    列伝70巻のうち、44巻を収録。現代語訳です。残りの26巻は概要を記しています。
  • 『史記』(福島中郎ほか訳、『中国の古典』11-14 藤堂明保監修 学習研究社 1981-1984 【KK412-5】 一 , 二 , 三 , 四)
    本紀から夏本紀、殷本紀、周本紀、項羽本紀、高祖本紀、呂后本紀を、世家から斉太公世家、趙世家、陳渉世家、留侯世家、孔子世家を、列伝から伯夷列伝ほか19篇および太史公自序をそれぞれ収録。訓読文、現代語訳からなっています。別冊に原文があります。
  • 『史記』(田中謙二、一海知義著 朝日新聞社 1996 【GE265-G13】)
    「春秋戦国篇」に晋世家および管晏列伝ほか4伝を、「楚漢篇」 に項羽本紀、太祖本紀、蕭相国世家、留侯世家、黥布列伝、淮陰侯列伝を、「漢武篇」に平準書および魏其武安侯列伝ほか5伝をそれぞれ収録。原文、訓読文、現代語訳からなっています。
  • 『史記世家』(小川環樹ほか訳 岩波書店 1980-1991 【GE265-54】 上 , 中 , 下)
    世家の部の全ておよび十二諸侯年表を収録。現代語訳です。下巻末に人名・地名索引を付しています。
  • 『漢書列伝』(高木友之助、片山兵衛[著] 明徳出版社 1991 【GE269-E15】)
    蕭何、張良、陳平、王陵、周勃、張騫、李広利の伝を収録。各伝の梗概のほか、原文、訓読文、現代語訳からなっています。
  • 『漢書列伝選』(三木克己訳 筑摩書房 1992 【GE269-E14】)
    『漢書』のうち『史記』の収録範囲と重ならない時期の人物23人の伝記を収録。現代語訳です。
  • 『『漢書』百官公卿表訳注』(大庭脩 監修 ;『漢書』百官公卿表研究会 訳注 朋友書店 2014 【GE269-L15】)
    原文、訓読文、現代語訳からなっています。
  • 『後漢書』(藤田至善著 明徳出版社 1970 【GE269-1】)
    宦者伝(摘訳)、党錮伝(摘訳)、陳蕃伝、竇武伝、班超伝を収録しています。訓読文、原文、現代語訳からなっています。
  • 『<正史>三国志英傑伝』(『中国の思想』刊行委員会編訳 徳間書店 1994 【GE273-E39】)
    魏書(上) (下) から28人の伝を、蜀書 から18人の伝を、呉書 から16人の伝をそれぞれ収録するほか、『晋書』から高祖宣帝紀(司馬懿) を収録しています。現代語訳、原文、訓読文からなっています。
  • 『三国志』(宮川尚志著 明徳出版社 1970 【GE273-2】)
    魏書から武帝紀、文帝紀、明帝紀、三少帝紀、后妃伝、張魯伝を、蜀書から先主伝ほか4人の伝を、呉書から孫堅伝ほか4人の伝をそれぞれ収録。訓読文、原文からなっています。
  • 『漢書・後漢書・三国志列伝選』(本田済編訳、『中国古典文学大系』13 平凡社 1968 【KK412-1】)
    『漢書』から李陵、蘇武など29人の伝を、『後漢書』から党錮伝、独行伝、方術伝、逸民伝、列女伝のほか15人の伝を、『三国志』から武帝紀のほか12人の伝の全訳をそれぞれ収録。現代語訳です。
  • 『中国古代の歴史家たち : 司馬遷・班固・范曄・陳寿の列伝訳注』(福井重雅編 早稲田大学出版部 2006 【GE265-H67】)
    『漢書』司馬遷伝、『後漢書』班彪、班固伝、『宋書』范曄伝、『晋書』陳寿伝、『華陽国志』陳寿伝を収録。原文、訓読文、現代語訳からなっています。
  • 『晋書』(越智重明著 明徳出版社 1970 【GE273-5】)
    九品官人法、政治の推移、忠と孝などのテーマに沿って、列伝等の部分訳を収録。原文、訓読文と解説からなっています。
  • 『六朝詩人傳』(興膳宏編 大修館書店 2000 【KK86-G3】 )
    後漢書、三国志、晋書、宋書、南斉書、梁書、陳書、南史、北史、魏書、周書、北斉書、隋書などから、魏から隋代までの詩人79名の伝記を収録。原文、訓読文、現代語訳からなっています。巻末に晋書文苑伝序、宋書謝霊運伝論、南斉書文学伝論、隋書文学伝序、「六朝の官職名」、世系略図、六朝詩人関係年表、索引(人名、書名・作品名)などの付録を付しています。
  • 『現代語訳北斉書』(氣賀澤保規 監修, 池田恭哉ほか 訳 勉誠出版 [2021.12]【GE273-M42】)
    本紀(神武帝、文襄帝、廃帝、孝昭帝、武成帝、後主、幼主)全文および一部の列伝を収録。原文、現代語訳からなっています。
  • 『隋書 : 現代語訳 : 中国史書入門』(中林史朗ほか 監修, 池田雅典ほか 訳 勉誠出版 2017.5【GE277-L17】)
    本紀(高祖、煬帝、恭帝)全文および一部の列伝を収録。原文、現代語訳からなっています。
  • 『新唐書』(古賀登著 明徳出版社 1971 【GE277-7】)
    楊貴妃伝、李白伝、杜甫伝、安禄山伝、黄巣伝を収録。原文、訓読文、現代語訳からなっています
  • 『唐代の詩人 : その傳記』(小川環樹編 大修館書店 1975 【KK113-19】)
    旧唐書文苑伝序、新唐書文藝伝序のほか、旧唐書、新唐書、唐才子伝などから唐代の詩人62名の伝記を収録。原文、訓読文、現代語訳からなっています。巻末に「唐代詩人の伝記資料」、年表、索引(官名、地名、人名)などの付録を付しています。
  • 『遼史』(島田正郎著 明徳出版社 1975 【GE285-20】)
    太祖本紀、太宗本紀、営衞志、百官志、礼志、刑法志の一部を収録。原文、訓読文、現代語訳からなっています。
  • 『金史』(外山軍治著 明徳出版社 1975 【GE285-18】)
    太祖本紀、太宗本紀、熙宗本紀、宗弼伝を収録。食貨志の総説の一部分も収録しています。原文、訓読文、現代語訳からなっています。
  • 『元史』(小林高四郎著 明徳出版社 1972 【GE285-11】)
    太祖本紀、木華黎伝、耶律楚材伝、丘処機伝、郭宝玉伝を収録。原文、訓読文、現代語訳からなっています。
  • 『明史』(川越泰博[著] 明徳出版社 2004 【GE291-H12】)
    太祖本紀、成祖本紀の一部を収録。原文、訓読文、現代語訳からなっています。

2-2.志

王朝の諸制度を記録した「志」のうち、よく日本語に訳されているのが、王朝の財政に関する記録である食貨志と、刑罰制度を記した刑法志です。

2-2-1.食貨志

  • 『史記平準書・漢書食貨志』(加藤繁訳註 岩波書店 1996 【DC155-G4】)
    1942年初版【332.22-Sh15ウ】の復刻で、標題に加えて『史記』貨殖列伝も収録しています。訓読文です。
  • 『漢書食貨志訳注』(黒羽英男著 明治書院 1980 【DC155-12】)
    原文、訓読文、現代語訳からなっています。巻末に官職、人名、地名、事項の索引を付しています。
  • 『『魏書』食貨志・『隋書』食貨志訳註』(渡辺信一郎著 汲古書院 2008 【GE273-J16】)
    原文、訓読文、現代語訳からなっています。巻末に事項索引を付しています。
  • 『晉書食貨志譯註』(中嶋敏編 東洋文庫 2007 【DC155-H5】)
    原文、訓読文からなっています。
  • 『宋史食貨志訳註』(和田清ほか編 東洋文庫 1960-2006 【222.053-W19s】ほか)
    原文、訓読文からなっています。索引【GE281-J5】もあります。
  • 『旧唐書食貨志・旧五代史食貨志』(加藤繁訳註 岩波書店 1948 【332.22-Ka661k】ほか)
    訓読文です。『旧唐書』食貨志には、総序、田制、両税など訳者による見出しを付しています。
  • 『『舊唐書』食貨志譯注』(渡邊信一郎著 汲古書院 2018【DC155-L2】)
    原文、訓読文、現代語訳からなっています。巻末に「唐代開元年間官吏總數」「唐元和年間行政地圖」などの図表を収録します。
  • 『五代史』(日野開三郎著 明徳出版社 1971 【GE281-4】)
    『旧五代史』食貨志の訳注です。原文、訓読文からなっています。
  • 『明史食貨志訳註』補訂版(和田清編 東洋文庫 1996 【DC155-G3】)
    原文、訓読文からなっています。原文は下巻にまとめて収録されています。
  • 『大運河発展史 : 長江から黄河へ』(星斌夫訳註 平凡社 1982 【DK175-40】)
    『元史』食貨志・海運、『明史』食貨志・漕運、河渠志・海運、『清史稿』食貨志・海運を収録。現代語訳です。各章に、訳者による梗概を付しています。

2-2-2.刑法志

  • 『中國歴代刑法志 : 譯注 : 補』(内田智雄編 創文社 2005 【AC8-141-H12】)
    『漢書』刑法志、『晋書』刑法志、『魏書』刑罰志を収録しています。原文、現代語訳からなっています。この補訂版では解説と補注を追加しています。
  • 『中國歴代刑法志 : 譯注 : 補. 續』(内田智雄編 創文社 2005 【AC8-141-H13】)
    『隋書』刑法志、『旧唐書』刑法志、『新唐書』刑法志を収録しています。
  • 『訳注中国近世刑法志』(梅原郁編 創文社 2002-2003 【AC8-141-G28】 ,【AC8-141-H4】)
    上巻に『旧五代史』刑法志、『宋史』刑法志、『遼史』刑法志、『金史』刑志、下巻に『元史』刑法志、『明史』刑法志を収録しています。原文、現代語訳からなり、各巻末に収録分の索引を付しています。
  • 『元史刑法志の研究譯註』(小竹文夫、岡本敬二編著 大空社 2001 【AC8-141-G26】)
    教育書籍1962年刊【322.22-O866g】の再版です。研究篇と訳註篇からなり、訳註篇は訓読文からなっています。再版にあたり、参考論文として、安部健夫「元史刑法志と『元律』の関係に就いて」を収録しています。
  • 『訳注明史刑法志』(野口鐵郎編著 風響社 2001 【AC8-141-G21】)
    原文、現代語訳からなっています。

2-2-3.その他の「志」

  • 『漢書藝文志』(鈴木由次郎著 明徳出版社 1968 【025.22-Su911k】)
    原文、訓読文、現代語訳からなっています。
  • 『漢書五行志』(冨谷至、吉川忠夫訳注 平凡社 1986 【GE269-56】)
    現代語訳です。訳者による見出しを付しています。
  • 『漢書郊祀志』(狩野直禎、西脇常記訳注 平凡社 1987 【GE269-E1】)
    礼楽志の郊祀歌も収録。現代語訳です。訳者による見出しを付しています。
  • 『漢書食貨・地理・溝洫志』(永田英正、梅原郁訳注 平凡社 1988 【GE269-E3】)
    食貨志、溝洫志は全訳で、地理志は部分訳です。現代語訳です。訳者による見出しを付しています。
  • 『魏書釈老志』(塚本善隆訳注 東洋文庫 1990 【HM75-E4】)
    原文、現代語訳からなっています。訳者による見出しを付しています。
  • 『隋書経籍志詳攷』(興膳宏、川合康三著 汲古書院 1995 【UP5-E2】)
    原文、現代語訳からなっています。巻末に人名・書名索引を付しています。
  • 『『隋書』音楽志訳注』(六朝楽府の会 編著 和泉書院 2016.2 【KD217-L13】)
    原文、訓読文、現代語訳からなっています。巻末に人名索引、楽曲・書名索引、事項索引を付しています。
  • 『宋史選挙志訳註』(中嶋敏編、平凡社 1992-2000 【GE281-E11】)
    訓読文です。1巻と3巻の巻末に索引を付しています。
  • 『明史選挙志』(井上進, 酒井恵子 訳注、平凡社 2013- 【GE291-L2ほか】)
    現代語訳、原文からなっています。

3.「外国伝」の日本語訳

「正史」の「伝」には、中国からみて周辺に位置する諸民族に関する記録があります。それらのうち、日本や朝鮮、中央ユーラシアの諸民族についての記録の日本語訳を紹介します。

3-1.日本関係部分

  • 『中国正史倭人・倭国伝全釈』(鳥越憲三郎著 中央公論新社 2004 【GB115-H25】)
    『漢書』『後漢書』『三国志』『晋書』『宋書』『南斉書』『梁書』『隋書』『北史』『南史』『旧唐書』の日本関係部分を収録。訓読文です。
  • 『倭国伝』(藤堂明保ほか訳、『中国の古典』17 藤堂明保監修 学習研究社 1986 【KK412-5】)
    『後漢書』東夷伝、『三国志』魏書・烏丸鮮卑東夷伝、『宋書』夷蛮伝、『隋書』東夷伝、『旧唐書』東夷伝、『新唐書』東夷伝、『宋史』外国伝、『元史』外夷伝、『明史』外国伝から、日本関係部分を中心に収録するほか、『使琉球録』も収録しています。訓読文、現代語訳からなり、別冊に原文があります。
  • 『旧唐書倭国日本伝・宋史日本伝・元史日本伝』新訂版(石原道博編訳 岩波書店 1986 【GB186-61】)
    1956年初版(【210.3-W19k】)の新訂版です。訓読文、現代語訳からなり、原文の影印、日本書紀など関連史料の原文、関連年表を付しています。
  • 『魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝』新訂版(石原道博編訳 岩波書店 1985 【GB163-232】)
    1951年初版【210.3-W19g】を補った新訂版です。訓読文に加え、新訂版では現代語訳と原文の影印などを追加しています。
  • 『訳註中国正史日本伝』(石原道博著 国書刊行会 1975 【GB71-66】)
    『後漢書』『三国志』『晋書』『宋書』『南斉書』『梁書』『南史』『北史』『隋書』『旧唐書』『新唐書』『宋史』『元史』『新元史』『明史稿』『清史稿』の日本関係部分を収録。現代語訳です。巻末に原文の影印、関連年表を付しています。

3-2.その他(朝鮮半島および中央ユーラシアの諸民族)

  • 『騎馬民族史 : 正史北狄伝』(内田吟風、田村実造ほか訳注 東洋文庫 1971-73 【GE51-3】 1, 2, 3)
    『史記』『漢書』『後漢書』『三国志』『宋書』『南斉書』『梁書』『周書』『魏書』『北史』『隋書』『旧唐書』『新唐書』『明史』から、匈奴、鮮卑、突厥、吐蕃などの伝を収録。現代語訳です。
  • 『東アジア民族史 : 正史東夷伝』(井上秀雄他訳注 平凡社 1974-76 【GE114-1】 1, 2)
    『史記』『漢書』『後漢書』『三国志』『晋書』『宋書』『南斉書』『梁書』『周書』『隋書』『南史』『北史』『旧唐書』『新唐書』から、日本・朝鮮関係の伝を収録。現代語訳です。
  • 『中国正史西域伝の訳註』(内田吟風ほか[訳註] 文部省科学研究費補助金研究成果報告書 研究種目一般研究C 1978-79 【Y151-S00351078】)
    『魏書』西域伝訳註稿、『南史』夷貊下西域伝訳註稿、『後漢書』西域伝序・跋訳註稿、『隋書』西域伝序・跋訳註稿、『旧唐書』西戎伝跋・賛訳註稿を収録しています。現代語訳です。