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保健・体育・スポーツに関する統計

保健・体育・スポーツに関する統計には、以下のようなものがあります。
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1. 公的統計

国の機関や地方公共団体などが作成する統計のことを公的統計といいます。大規模な調査が多く、客観性・信頼性が高いことが特徴です。調査結果は、政府統計の総合窓口(e-Stat)外部サイト文部科学省外部サイトスポーツ庁外部サイトなどのホームページで公開されています。
保健・体育・スポーツに関する総合的な統計書には、以下のようなものがあります。

1-1. 基幹統計

国の行政機関が作成する統計のうち、特に重要な統計は総務大臣によって「基幹統計」に指定されています。この基幹統計を中心として公的統計の体系的整備が図られています。
保健・体育・スポーツに関する基幹統計には、以下のようなものがあります。

学校保健統計調査外部サイト(文部科学省)

概要
学校における児童の発育状態(身長および体重)および健康状態(栄養状態、脊柱・胸郭の疾病・異常の有無ならびに四肢の状態、視力、聴力など)を明らかにするための調査です。
調査対象
文部科学大臣があらかじめ指定する学校(幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校など)に在籍する満5歳から17歳までの幼児、児童および生徒が対象です。
調査頻度
明治33(1900)年に「生徒児童身体検査統計」の名称で開始され、現在は毎年実施されています。
報告書
冊子体の報告書は、国立国会図書館サーチで「学校保健統計調査」と「文部科学省」、「文部省」をキーワードにして検索できます。

1-2. その他の公的統計

基幹統計のほか、保健・体育・スポーツに関する公的統計には、以下のようなものがあります。調査結果は、政府統計の総合窓口(e-Stat)外部サイト文部科学省外部サイトスポーツ庁外部サイトのホームページで公開されています。

体力・運動能力調査外部サイト(スポーツ庁)

概要
国民の体力・運動能力の現状を明らかにするとともに、体育・スポーツの指導と行政上の基礎資料を得ることを目的としています。年齢別・学校段階別のスポーツテストや体格測定等を実施しています。
調査対象
公立学校の児童・生徒・学生(小学生、中学生、高校生、大学生など)、成年(20歳から64歳までの男女)、高齢者(65歳から79歳までの男女)を対象としています。
調査頻度
毎年実施されています。
報告書
冊子体の報告書は、国立国会図書館サーチで「体力・運動能力調査」と「スポーツ庁」、「文部科学省」、「文部省」をキーワードにして検索できます。

体育・スポーツ施設現況調査外部サイト(スポーツ庁)

概要
体育・スポーツ施設の設置者別現在数や施設の開放状況などを調査しています。
調査対象
市町村教育委員会、公立・私立学校(小学校・中学校・高等学校、大学など)を対象とする全数調査です。
調査頻度
現在は3年周期、平成27年度以前は5~7年周期で実施されています。
報告書
冊子体の報告書は、国立国会図書館サーチで「体育・スポーツ施設現況調査」をキーワードにして検索できます。

このほか、保健・体育・スポーツに関する公的統計には以下のようなものがあります。

2.民間統計

公的統計のほか、民間団体が作成する代表的な統計には、以下のようなものがあります。

  • 『スポーツライフ・データ : スポーツライフに関する調査報告書 』(笹川スポーツ財団 隔年刊 【Z7-B937】)*
    18歳以上の男女を対象とした、スポーツに関するアンケート調査結果をまとめた資料です。運動・スポーツ実施状況や、スポーツ観戦についてなどの調査があります。

  • 『子ども・青少年のスポーツライフ・データ : 4~21歳のスポーツライフに関する調査報告書』(笹川スポーツ財団 不定期刊)*
    スポーツ実施状況、スポーツ施設、スポーツ観戦、日常の生活習慣などの観点からの調査結果が掲載されています。笹川スポーツ財団ホームページ内「スポーツライフ・データ」外部サイトのページに一部のデータが掲載されています。2015年までは『青少年のスポーツライフ・データ : 10代のスポーツライフに関する調査報告書』および『子どものスポーツライフ・データ : 4~9歳のスポーツライフに関する調査報告書』として刊行されました。

  • 『スポーツ傷害統計データ集』(スポーツ安全協会 2017 【FS13-L209】)*
    スポーツ安全保険の加入者を対象に調査した統計資料です。傷害発生状況の競技別の統計が掲載されています。

  • 『新・日本人の体力標準値』(不昧堂出版 不定期刊)
    0歳から70歳までの日本人の体格の計測、各種スポーツテストによる身体機能の計測に基づき、平均的な日本人の体格・体力・健康を代表する数値が掲載されています。昭和 45(1970)年から平成元(1989)年までは『日本人の体力標準値』として刊行されていました。

  • 『中・高・大学生スポーツテストの30年の変遷 : 1964年~1993年』(溪水社 2001 【FS13-G390】)
    中・高・大学生の体格、スポーツテスト結果による体力・運動能力の30年間の測定成績が学年別に掲載されています。