市街地価格指数の調べ方
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科学技術・経済情報室 作成
市街地価格指数とは、市街地の宅地価格の推移を示す指標です。
市街地価格指数を調べることで、全国や六大都市などにおける市街地の長期的な価格変動を把握することができます。
市街地価格指数の調査は、昭和11(1936)年に日本勧業銀行が開始し、現在は、一般財団法人日本不動産研究所が、全国主要都市で選定された調査地点について年2回の価格調査を行っています。
なお、地方別の指数については、昭和60(1985)年以降に作成が開始されました。それ以前は、「全国」「六大都市」「六大都市を除く」の指数となっています。市町村別の指数は作成されていません。
市街地価格指数を調べるための資料には、以下のようなものがあります。
【 】内は当館請求記号です。請求記号が記載されていないものは、版によって請求記号が異なります。国立国会図書館サーチでタイトルを入力して検索してください。
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1. 冊子体資料
1-1. 調査結果レポート
- 『市街地価格指数・全国木造建築費指数』(日本不動産研究所 年2回刊)*
全国、六大都市、政令指定都市、六大都市以外、三大都市圏別、地方別の市街地価格指数が掲載されています。昭和11(1936)年9月を基準とする戦前基準全国市街地価格指数も掲載されています。
| 期間 | タイトル | 請求記号 |
|---|---|---|
| 昭和42(1967)年~昭和60(1985)年 | 『全国市街地価格指数・全国木造建築費指数』または『市街地価格指数』 | 資料によって異なる |
| 昭和61(1986)年~平成5(1993)年 | 『市街地価格指数』 | Z41-1944 |
| 平成6(1994)年~ | 『市街地価格指数・全国木造建築費指数』 | Z41-1944 |
1-2. 長期統計
- 『完結昭和国勢総覧』(東洋経済新報社 1991 【DT31-E7】)*(国立国会図書館デジタルコレクション)
第2巻の物価の項目に「全国市街地価格指数と全国木造建築費指数」が掲載されています。
昭和11(1936)年から昭和63(1988)年までの数値が収録されています。 - 『日本長期統計総覧. 第4巻』(日本統計協会 1988 【DT31-E1】)*(国立国会図書館デジタルコレクション)
物価の項目に「用途地域別市街地価格指数」が掲載されています。
昭和15(1940)年から昭和60(1985)年までの数値が収録されています。 - 『日本長期統計総覧. 第4巻. -- 新版』(日本統計協会 2006 【YU7-H4814】)*
物価の項目に「3大都市圏別市街地価格指数」が掲載されています。
昭和60(1985)年から平成17(2005)年までの数値が収録されています。
2. インターネット情報源
日本不動産研究所
「市街地価格指数・全国木造建築費指数」のページに、最新の市街地価格指数が掲載されています。また、「よくあるご質問」のページには、市街地価格指数についての詳細な説明が掲載されています。総務省統計局
「第六十五回日本統計年鑑 平成28年 第20章 物価・地価」のページに、昭和47(1972)年から平成27(2015)年までの全国、六大都市、六大都市以外の市街地価格指数が掲載されています。