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報国債権発行決定

昭和15年3月3日 閣議決定

収載資料:日本金融史資料 昭和編 第34巻 日本銀行調査局 大蔵省印刷局 1973.5 p.254 当館請求記号:338.21-N684n

而してその名称は「報国債券」とし、発行限度五億円のうち昭和十五年度の発行予定額は二億円で無利子とし、最終償還時百分の五以内の割増金を交附、なほ抽籤による割増金は最高限度券面の一千倍とするもので額面は法制上十円以下とされるが本年度発行分は十円一種に限られることゝなつてゐる。
尚現行貯蓄債券に対する割増金限度を三百倍に増額、組売の許可及び無料保管制についても同閣議で決定を見たので報告債券発行及び貯蓄債券法改正に伴ふ臨時資金調整法の改正法案は直に議会に上程を見る筈である。