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大隈重信関係文書(MF:早稲田大学蔵)

更新
憲政資料室 作成

受入事項
複製
資料形態
マイクロフィルム
数量
186巻(補遺16巻含む)
旧蔵者
大隈重信 (おおくましげのぶ)
旧蔵者生没年
1838-1922
旧蔵者出身地
佐賀
旧蔵者履歴
天保9(1838)2.16佐賀生まれ。明治元(1868).12外国官副知事、明治2(1869).1参与、明治2.5会計官副知事、明治2.7~明治3(1870).7民部大輔、明治2.8~明治3.7大蔵大輔、明治3(1870).9~明治4.6、明治4.7~1881.10、参議、1873.5兼大蔵省事務総裁、1873.10~80.2兼大蔵卿、1874.4兼台湾蕃地事務局、1878.5兼地租改正局総裁、1882.3立憲改進党を結党し総裁、1882.9東京専門学校創立、1887.5伯爵、1888.2~89.12第1次伊藤内閣・黒田内閣外務大臣、1889.12~91.11枢密顧問官、1896.9~97.11第2次松方内閣外務大臣、1897.3~11兼農商務大臣、1898.6~11内閣総理大臣、1900.8~07.1憲政本党総理、1907.4早稲田大学総長、1914.4~16.10内閣総理大臣、1916.7侯爵、貴族院議員、1922.1.10死去。
電子展示会へのリンク
受入
『大隈文書』(マイクロフィルム版)雄松堂出版、1977刊行、補遺は1978刊行。(原資料は、1922年と1949年に大隈家より早稲田大学に寄贈された)。
主な内容
1万2千点におよぶ膨大な文書。『大隈重信文書目録』(1952)では、官庁関係文書、和文書簡、欧文書簡・報告書類の三つに分類。全体に明治10年代までの資料が多い。
<官庁関係文書>明治初~明治14年政変で官職を辞するまでの資料、外相時代、2度にわたる首相時代、立憲改進党関係の資料など。
<和文書簡>明治前期の主要政治家をはじめとする大隈宛書簡。
<欧文>日本駐在の外国施設からの外交交渉、商品取引に関する書簡・覚書など。
この他に、整理期間が後年である「補遺」(目録は『大隈文書目録補遺』、1975)があり、上記を補完する内容の資料のほか、大隈の葬儀関係資料などが収録されている。
検索手段
  • 『大隈文書目録』(早稲田大学図書館和漢書分類目録特刊之一)早稲田大学大隈研究室編、早稲田大学図書館、1952
  • 『大隈文書目録補遺』(同上の追冊)早稲田大学図書館、1975
原資料の所在
早稲田大学図書館蔵
「大隈重信関係資料」外部サイト(早稲田大学図書館ホームページ>古典籍総合データベース。肉声録音などを含む。)
関連資料の所在
  • 早稲田大学には当資料群の他にも「大隈重信文書」あり
    1:1964年寄贈分・約220点・早稲田大学図書館特別資料室所蔵:中西敬二郎編「大隈信幸氏寄贈品ニ就イテ」『早稲田大学史紀要』1、1965に目録あり
    2:1976年寄贈分・約700点・早稲田大学大学史資料センター所蔵:佐藤能丸編「『大隈信幸氏寄贈文書』目録」『早稲田大学史紀要』12、1979に目録あり
  • 大隈記念館(佐賀県佐賀市)に書簡ほか関係資料あり
関連文献
【資料紹介】
中村尚美「大隈重信文書」『日本古文書学講座』第11巻、近代編3、雄山閣、1979
中村尚美「大隈重信文書」『日本近代思想大系』別巻(近代史料解説・総目次・索引)加藤周一他編、岩波書店、1992
佐藤能丸「大隈重信」『近現代日本人物史料情報辞典』、吉川弘文館、2004
【資料集(翻刻)】
『大隈重信関係文書』全6巻、渡辺幾治郎編、日本史籍協会叢書、1932~1935(東京大学出版会復刻・1970、和文書簡の約5分の1にあたる1287通を翻刻)
『大隈文書』全5巻、早稲田大学社会科学研究所編・刊行・解説、1958~1962(当資料群中、官庁関係文書の一部)
『第二次大隈内閣関係史料』山本四郎編、京都女子大学、1979
『早稲田大学百年史』全8冊、早稲田大学出版部、1978~1997
『大隈重信関係文書』全11巻、早稲田大学大学史資料センター編、みすず書房、2004~2015(大隈重信宛書簡を五十音順に配列・全文翻刻)
【資料集(復刻)】
『風雲偉観 大隈侯八十五年史附録』大隈侯八十五年史編纂会編、1926(重要書簡160点を掲載)
【伝記】
『大隈侯八十五年史』全3巻、大隈侯八十五年史編纂会編・刊、1925
『文書より観たる大隈重信侯』渡辺幾治郎、故大隈侯国民敬慕会・早稲田大学出版部、1932(文書を多数引用)
『大隈重信』大隈重信刊行会、1952
『大隈重信』中村尚美、吉川弘文館、1961
【その他著作】
『図録 大隈重信 近代日本の設計者』早稲田大学、1988(大隈重信生誕150年記念展図録)
『大隈重信と小野梓 建学の礎展』早稲田大学大学史資料センター、2012