History of the U.S. Strategic Bombing Survey (Pacific), 1945-1946
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憲政資料室 作成
- 資料群名(日本語)
- 米国戦略爆撃調査団活動史(太平洋)
- 請求記号
- USB-17
- 資料形態
- デジタル画像(国立国会図書館デジタルコレクション)
- 数量
- 1アイテム(収集時のマイクロフィルムは1巻)
- 主言語
- 英語
- 主な内容
- 戦略爆撃調査団軍務課G-2歴史班(Historical Section)がまとめたUSSBSの組織及び日本での調査の活動報告。各課ごとにまとめられており、主要団員の写真や事務所の置かれた建物の写真も含まれている。巻末には組織図、各種指令書のタイプ原稿、電話帳等の資料がある。
- 資料の構成
- 章構成は次のとおり。
- 1. Redeployment and Reorganization 再配置と再組織
- 2. Tokyo Headquarters 東京本部
- 3. The Services Division 軍務課
- 4. Regional Headquarters and Ships 地域司令部と艦艇
- 5. The Military Analysis Division 軍事分析課
- 6. The Naval Analysis Division 海軍分析課
- 7. The Physical Damage Division 物的損害課
- 8. The Overall Economic Effects Division 総合的経済影響課
- 9. The Aircraft Division 航空機課
- 10. The Oil and Chemical Division 石油化学課
- 11. The Military Supplies Division 軍需課
- 12. The Capital Goods, Equipment and Construction Division 資本財・設備・建設課
- 13. The Urban Areas Division 市街地課
- 14. The Basic Material Division 基本物資課
- 15. The Manpower, Food and Civilian Supplies Division 労働力・食糧・民需課
- 16. The Transportation Division 運輸課
- 17. The Electric Power Division 電力課
- 18. The Morale Division 戦意課
- 19. The Medical Division 医療課
- 20. The Civilian Defense Division 民間防衛課
- 21. Washington Operations ワシントンでの活動
- 22. Biographies of Key Personnel 主要団員履歴
- 23. Awards 賞
- 24. Evaluation and Summary 評価と要約
- Table of Appendices 別表
- 旧蔵機関名
- War Hitorical Division, War Department Special Staff
- 歴史
- 米国戦略爆撃調査団(United States Strategic Bombing Survey, USSBS "uzz-buz"(ウズブーズ)と発音されていた。)は、ルーズベルト大統領の指令をもとにスティムソン陸軍長官によって1944年11月に設置された米陸海軍の合同機関である。その活動目的は、米軍の行った戦略爆撃の効果や影響について調査して航空戦力の可能性を分析し、将来の軍事力整備に役立てることだった。当初はヨーロッパ戦域のみを調査対象としていたが、1945年8月14日の日本の降伏により、太平洋戦域の調査がトルーマン大統領により追加され、新たに、真珠湾を攻撃した理由、日本が降伏を決定するに至った経緯、広島・長崎への原爆投下の効果が調査項目として加えられた。
USSBSの組織は、フランクリン・ドーリエ(Franklin D'Olier 当時民間保険会社社長)を団長とし、2名の副団長(Paul H. Nitze、Henry Alexander)の下に参謀部と調査部門が置かれた。このうち調査部門は大きく軍事調査部門、経済調査部門、民間調査部の3グループに分かれ、さらに軍事調査部門は陸軍及び陸軍航空隊、海軍及び海軍航空隊、物的損害を、経済調査部門は航空機、石油化学、軍需品、資本材・建設、市街地、基本物資、人的資源・食糧、海運・鉄道輸送、電力を、民間調査部は戦意、医療、民間防衛を、それぞれ担当する特定分野ごとの各課に分けられた。(組織図 PDFファイル 130KB)
USSBSは、太平洋戦域の調査として1945年9月から12月にかけて東京、長崎をはじめ各地で調査を実施した。日本の関係者への資料提出要求と尋問により集められた膨大な資料をもとに翌1946年7月にかけて最終報告書を作成した(復刻図書あり)。
ドイツと日本の双方の調査に参加した戦略爆撃調査団副団長ニッツ(Paul H. Nitze)の回想録 From Hiroshima to Glasnost: at the center of decision: a memoir (1989) と団員の経済学者ガルブレイス(John K. Galbraith)の A life in our times: memoirs (1981)(邦訳『ガルブレイス著作集 9 回想録』松田銑訳 TBSブリタニカ 1983)で調査団での活動の思い出について触れている。 - 原所蔵機関
- 不明
- 受入
- 当館では1997年度に米国議会図書館からマイクロフィルムの複写を購入した。
- 検索手段
- マイクロフィルム冒頭部分を打ち出したもの(憲政資料室内備付冊子目録)
- 関連資料
- 関連資料
- 米国戦略爆撃調査団文書(当館収集分)(憲政資料室所蔵)