本文に飛ぶ

日本-軍事関係の名簿の調べ方

陸軍省・海軍省作成名簿

陸軍省・海軍省が将校(少尉以上)名簿を作成しており、国立国会図書館でも一部の時期について所蔵しています。当館所蔵分の一部はデジタル化され、国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧が可能です。

陸軍

  • 『陸軍現役将校同相当官実役停年名簿』
    当館所蔵:(明治27(1894)年~昭和11(1936)年)(欠号多数)
    デジタル化済期間:明治27, 31, 36, 45, 大正3, 6, 7, 9, 11-15, 昭和2-11年
    現役の陸軍将校の名簿です。兵科、階級のほか、職名、任官年月日などがわかります。
    発行年によって、掲載される情報に多少の差異があります。

  • 「将校同相当官服役停年名簿」(年代によってタイトルが異なります)
    当館所蔵:明治35(1902)年~昭和9(1934)年(欠号多数)
    デジタル化済期間:明治35, 44, 45, 大正12, 13, 15, 昭和2, 3, 4, 6, 7, 9年
    予備役、後備役の名簿です。

海軍

  • 『現役海軍士官名簿』(国立国会図書館デジタルコレクション)
    当館所蔵:大正10(1921)~昭和12(1937)年
    デジタル化済期間:大正15(1926)~昭和12(1937)年
    現役の海軍士官について、氏名、現職、任官年月日などがわかります。

その他軍事関係の名簿

その他軍事関係の名簿について調べる資料には、以下のようなものがあります。

『参考書誌研究』第74号の35~172頁所収の「近代日本軍事関係名簿類目録」(PDF)では、当館で所蔵している明治以降の旧日本軍の将兵の名簿類や戦争犠牲者の名簿類を一覧することができます。項目は、I 陸海軍、II 陸軍、III 各部隊(陸軍)、IV 海軍、Ⅴ 航空関関係、VI 戦没者、VII 戦犯、VIII 開拓団、IX 引揚、Ⅹ 抑留、XI その他(日中戦争~太平洋戦争)、XII 日清戦争・日露戦争です。なお、記載されている資料は、当館作成データベース「近代日本軍事関係文献目録」にも採録されており、こちらは検索もできます。

上記の目録には未収録ですが、まとまった名簿として以下の資料があります。
*【 】内は、当館請求記号です。

  • 『明治十年西南征討志. 附録』 [海軍省 編]. 海軍省 1885 【397.3-Ka185s
  • 『征西戦記稿.附録』 参謀本部陸軍部編纂課 編 陸軍文庫 1887 【20-3
  • 『殉国烈士遺書集: 戦争裁判』 山口県世話人会 1957 352p 【210.75-Y286z
  • 『福井県英勲録』 福井県, 1965 1冊 【210.75-H787h
  • 『警視庁警察職員殉職者顕彰録』 警視庁史編さん委員会 編 警視庁史編さん委員会 1967 413p 【317.7-Ke11622k
  • 『平和之礎 : 阿児町英霊顕彰録』 阿児町英霊顕彰録発刊委員会 阿児町英霊顕彰録発刊委員会(阿児町社会福祉協議会内) (三重県) 1974 1冊 【YQ5-49
  • 『池田町旧海軍戦友録』 海交会池田支部保存会(長野県) 1982.11 95p 【GK13-831
  • 『若人の碑 : 鎮魂慰霊 日支事変大東亜戦争 水引校区出身』 平正雄 平正雄 1988.3 172p 【GB541-E42
  • 『薩南血涙史 : 西南戦争史料集』 加治木常樹 著. 青潮社 1988.6 970,9,46p 【GB431-E11
  • 『いさおし』 川辺町遺族会「いさおし」編集委員会 川辺町遺族会「いさおし」編集委員会 1988.9 342p 【GB541-E23
  • 『大東亜戦争戦歿者之霊鑑 : 陸軍士官学校第五十七期生等』 陸軍士官学校第五十七期同期会 陸軍士官学校第五十七期同期会 1989.5 103p 【YR12-213
  • 『靖国神社忠魂史西南の役 : 復刻版』 靖国神社社務所 原著 ; 高野和人 編纂 青潮社 1990.9 304,178p 【GB431-E32
  • 『平和の礎 : 沖縄全戦没者刻銘碑 日本・米国・台湾・朝鮮民主主義人民共和国・大韓民国 写真記録』 那覇出版社 1995.11 631p【YP5-804
  • 『浜松・磐田空襲の歴史と死亡者名簿』 竹内康人 人権平和浜松 2007.6 122p 【GB531-H337

リンク

アジア歴史資料センター外部サイトのウェブサイトでは、下記の軍事名簿を閲覧できます。(括弧内はレファレンスコード)

陸海軍のその他の名簿については、下記の階層でも一部公開されています。
資料階層表示>国立公文書館>内閣>官員録・職員録>昭和46年度総理府移管 官員録・職員録

また、陸軍については下記の階層でも、一部の名簿が公開されています。
資料階層表示>防衛省防衛研究所>陸軍一般史料>中央>軍事行政>職員表